先の与太話にて07か99の125お譲りください。
と、お願いした所、ありがたいことにその後、本日(5日)まで数名の方から譲っても良いですよ。と、いったオファーをいただけた。
その中でまさに欲しいと思っていた99tm125(しかもロマン・ミカリク仕様)のお話がありました。

画像は新車当時の99tm125(ロマン・ミカリク仕様)
標準仕様はマルゾッキ・マグナム50と言う正立サスペンション+オーリンス。
しかし、世界戦を戦う当時のミカリクのマシンにパイオリUSDが装備されており、そのマシンに乗って感動して装着していただいた。(当時、一緒に同行し乗られた方が即ほしいという事から)
余談
99はツイン・チューブ・フレームとなった最初のモデル。しかも125の世界チャンプを名手ロマン・ミカリクの手によってtmに世界チャンプの初タイトルをもたらしたモデルとしても忘れえない年式。
しかも99年はそのロマン・ミカリク(tm125)とミカ・アホラ(tm250)という現役世界チャンピオンが日本のエンデューロ(HTDE)に参戦という部分でも記念すべき年式でした。
99HTDEにてロマンとミカが走ったのは時期的には2000年モデルになりましたが。
渡辺明氏のインプレによって雑誌にて特に絶賛されたのも99モデル。
また、99の125に初めて乗った時の印象は感動の連続で昨日の様に鮮明に思い出せるほどです。
渡辺氏のいわれるように250のトルク・フルなエンジン、しかも軽く、素晴らしいサスと共に乗車フィーリングを絶賛していましたが個人的には125の印象が大きい。
初乗りで印象的だったのが下り坂でも125としてはオーバー・クオリティーともいえるマルゾッキ・マグナム50を装備したフロントを思うままに上げるトルクとトラクションの良さに舌を巻きました。
特に右手に連動したような前に進む感覚。そして思うまま感が忘れられません。
余談
良い話ではありませんが99の125と250を山に持ち込んで走り比べていました。
最初は125。次は250ってな具合ですが、250に乗り換えて長い登りの林道を駆け上がっていく途中チェーンが切れた!
新車から2~3回して乗っていないのにチェーンが切れるって?
取り合えず、同行した方とニケツにて戻り125からチェーンを外して事なきを得ました。
また、切れたチェーンを見つける事が出来たので持ち帰ってよく見ると他のプレートにも亀裂がありました。
ノン・シールとは言ってもその弱さに呆れ、同時にtm250のパワーに驚嘆。
と、言った具合に99tmには忘れえぬ思い出が一杯です。
本題です。
しかも道内に在住の方と、当方にしてみたら望みうる最高のお申し出を頂いた。
車両確認はしていません。また、遠方ですし、まだ雪が深いので出来ませんが以前当方が中古再生で販売した車両ですから何気に分かっている個体。
その個体がまた巡ってきたのですが、ただ、販売後はあまり手入れ、また整備された様子がないのは残念ですが・・。
ま、即乗る話でもないし、時間を掛けてユックリ再生する予定です。大体、今年の大雪の為にやってくるのは来月以降になりますね。
もう頭の中は既に整備メニューが駆けめぐっています。
最も嫌なのが錆びですね。錆がない訳はありませんが度合いが心配。
フォークのインナーとかスポークの錆も気になります。どちらも部品は大丈夫ですが。
それと大事なのがブレーキ回り。
サスとブレーキが最も大事ですし重要。
エンジンはコンロッドも含めてそれこそ全オーバー・ホール。これは全く問題ない。
また、何よりtmってマシン、流石にレーシング・マシンらしく実に教科書的な造り。しかも簡単ですから整備も楽しめる。
と、言う事で欲しい車両が見つかりました。他にお申し出頂けた皆様に深く感謝いたします。
ありがとうございました。