2022tm

22tmの発表は例年になく早ったにもかかわらず現車は新型らしく当初の予定より遅れています。

ま、tmとは長い付き合いですから「新型=時間がかかる」は分かっていた事ですが分かっていてもヤキモキするのも、またいつもの事。

しかし、tmは例え遅れても必ずやってきます。

96年以来それは確実に実行されておりますのでお待ちいただいておられる方はご安心ください。

但し、正式発表、入荷までもうしばらくお時間が必要になります。

尚、遅れる原因はコロナの影響による一部材料、部品納期の遅れが主たる原因です。

 

さて、先日20のtm125ENにて山に行ってきました。

それは、それは実に充実してとても楽しい時間を過ごすことが出来ましたので久しぶりにその話を。と、いうか改めてtm125を語りたい。

 

その前に理屈を一つ。

レーシング・エンジンは1本リングの例えそのままにtmとて従来は1本リングでしたが現在125/144のピストンは2本リング、と変更されています。

勿論、変更はピストンだけではなくクランク等毎年進化しておりますが、ピストンに関して2本リングになってからもリングは必要に応じて進化、変更されています。

 

左が従来の1本リング・タイプ、右が現行の2本リング・タイプの125のピストン。

リング溝の幅、ピストン・デザインの違いご確認できると思います。また、いかにも上質って感じでしょう。

ちなみに従来の1本リング仕様の年式(シリンダー)にも2本リング・ピストンが使用できます。と、いうか1本リング・ピストンは廃止されました。

 

余談

TMEES採用に伴う変更とも言えますが、進化途中に大きくはクランク・ケース、サイド・ベアリングもまた変更されています。

ちなみに250/300の場合はFi仕様とキャブレター仕様でピストンが異なります。

 

で、この2本リング・ピストンの125(144もですが)は、とにかく太いのです。

太いというのは何度もインプレで述べていますが、到底従来の125というか小排気量マシンとは信じられない程「トルクが太い」また「厚みあるパワー・フィール」の事です。

また、良い意味で重厚感ともいえる濃密なパワー感、綿密な回転フィールを感じられます。

簡単に言うなら、濃いと言うのか?

重厚なトルクと共に際限なく、何所までも回る気持ちよさ。

乗り手の意思に忠実なスロットルに即応するピック・アップ。

思うままのパワー・デリバリーから「俺は速くなった!」と覚えるような痛快さがtm125ってマシン。

勿論、エンジンだけではなく絶対的な容量を誇るサスペンション+ブレーキを持つシャーシのもたらす鈍感な挙動は路面の状況の如何にかかわらず「on the rail」的コーナリングの小気味よさ+何所でも走破する面白さをも味わえる。

それがtm125。

 

今回、山に向かったのはキャブレター式の125でしたが、Fiとて基本は全く一緒。キャブとFiの違いを見つけるのはおなじ場所を乗り換えなければ分からない程にフィーリングは一緒。あえて言うなら低速のトルクと言うか、安定感はFiかな?って、感じですが、直接乗り比べなければその違いは多くの方は気が付かないと思われます。

余談

これって共に、キャブもFiも完成度がとても高いという事ですよ。

世界最高峰の2Tレーシング・エンジン(キャブレター)とキャブレターからFiに変更されてもそのキャブレター式に勝っても劣らないFiのtm2Tエンジン。

 

また、キャブレター式の125とて安定感はFiに負けない。

常にキック一発で目覚め、いつでもフル・スロットルを受付け、思う様にパワーを発揮そしてどこまでも回る!

林道をカッ飛び、沢を愉しみ、稜線を走破する。

トレール・ライディングの愉しみを高い次元で味わえるマシンとして最高峰の一つがtm125であることは間違いない。

 

そのtm125が22で更に進化している。

愉しみで、愉しみで仕方がない今日この頃です。