以前、芸人の島田洋一さんのおばあちゃんを描いた「がばいばあちゃん」と言う映画が結構話題になり、ご覧になられた方も多いと思います。
その映画の一コマにて孫がマラソン大会に選ばれ、これはめでたい一大事とおばあちゃんは運動靴を買いに引き出しから「へそくり」であろう一万円を持って店へ。
そしてその店で一番高い靴、一万円の靴が欲しいとおばあちゃん。
しかし、店主は¥7000が店一番の靴だという。
おばあちゃんは黙って一万円手渡し、靴を持って店を飛び出した。
おばあちゃんの頭の中にはお釣りなんかは如何でもよく、マラソン選手に選ばれた孫に一番良い靴を、最高の靴を買ってあげたいという思いだけ。
そのシーンに古き良き日本、日本人を見せてくれたようで記憶に鮮明です。
3000円勿体ない?
確かに。でも、普段は節約しても、ケチと言われていても人生の大事な時、本当に必要な物を買う時、ここぞ。って、いう時にお金を使う。そういう時はケチらずに使う。使えるのは素晴らしい事だと思う。
なるほど、そうだよね、気持ちわかるなって、感心しました。
払わなくともよい金額を払うなんて意味不明と言われて今の時代、バカじゃないの?と言われて普通は終わり。
ただ大事な孫の大事な時に良い靴を与えたい。その思いで一杯ですから3000円損している、もったいないなんて発想自体ない。
人間性と言うか、育ってきたというか自然に身についてくる人を思える品格でしょう。
ありがたいことに弊社の直接のお客様にも同じような方々に恵まれています。
何時も「買わせていただいてありがとうございます」って、言葉を使われる方がおいでになる。
そういう方ですから車両のお買い上げ時も、修理の際もいつもお取引自体気持ちが良い。
それどころか、こちらが恐縮してしまう程にとても控えめで、だから、お話もとても愉しい。
加えてそういう方ですし、元来私もバイク好きの趣味の話ですからつい親しくなってしまいます。
また、つい先日の22モデルのご予約での出来事。
もう、複数台お買い上げいただいておりますお得様ですし、何かとお助けいただいている方と、言う事もあり見積もりの端数を値引きの上でご提示させていただいた。
が、なんと値引き後の数値を消し、値引き前の上代に書き換えられ、この金額でお願いしますとのファックスが戻ってきました。
まさに「がばいばあちゃん」ならず「ガバイオジサン」。
ありがたくて涙が出ます。
余談
私などネットで安物を買っては損ばかりしていますから恥ずかしい限りである。きちんと販売先の言い値で購入するのが一番良いのは分かっていますが、つい目先の値段に墓穴を掘ってしまっています。
物の価値をご存知なのも勿論だが自分の本当に欲しい物を買える。
だから嬉しいし喜べる、当然値切るなんて考えられない。それどころか安くされるのが嫌なのでしょうね。
余談
安い=負ける=安っぽい。って、とられる方もおいでになります。
それが最終的にお互いの利益となる事をよくご存じなのです。と、いうかそれが当たり前の方ですからそういう振る舞いもごく自然で当然、嫌味もない。だから当たり前のように良い関係となる。
tmと言う趣味のマシンを複数所有いただける、いわゆる趣味にお金を掛けられる成功者となられている。
そう、趣味に限らず豊かなで幸せな人生を過ごされているのは想像に難くない。
弊社はこういったお客様方々が多く、お教えいただける。
おかげで物を購入する際、特に大事な物というか、例えば自動車等は実用+趣味ですから基本は値切りません。
言われたままの金額で大体決まります。
理由は?
私、一人が購入しなかったところでお店は何も困らないが、もし、何かあった場合、良いお客とそうでない場合の対応は結構違うのは今までの経験と言うか、肌感覚でも分かります。
結果には差はないと思うが、その過程の気持ちよさ、待ち時間などといった目に見えない部分は・・。
人間と言うのは気持ちの良い対応と言いますか?貴方だけ!
って、感じを受ければ同じように気持ちよく対応できます。その気持ちよさだけでも十分でしょう。
まだ22の予約は始まったばかりですが、このような嬉しい予約をいただけて本当に嬉しい。
宜しくお願いします。