知らないは損

人生終活の時期にきて自分の知らない世界というか、知ろう。と、してこなかった事がまだ有った事に出逢った。

 

これはtmを、ご検討しておられる方、もしくは気にはなるがそれほど他のバイクとは違わないと思いたいのか?と、思っているかは定かではありませんが、今一つtmと言うマシンに踏み込めない方に参考になる?もしくは共通すると感じ、また余計な事と思いながら、加えて嫌われるのを覚悟で与太にしました。

それとバイクも趣味の世界。

後になって良いモノを知り、それまで知らなった事、知ろうとしなかった事が悔しく思うのは同じでしょう。

 

自身の趣味の話で恐縮ですがバイクや車そしてカメラなどを趣味しておられる方には共通する思いだと思いますが興味がない、読みたくない方はここでおやめください。

加齢からでしょう左耳の一部周波数域の聞こえが悪くなって数年経過。

今年の人間ドックも同じでした。

また、重量物であり、精密機械のオーディオ機器を取り扱う体力減少、元来おおざっぱな性格ゆえにレコード・プレーヤーの要求する精緻なセッテングもそろそろ面倒になってきていました。

そこでそれまでのレコード・プレーヤー(マニュアル機)を連続再生可能な機械(オートマチック機)に入れ替えた。(正確には買い足した)

しかし、分かってはいたがセッテングの決まったマニュアル・レコード・プレーヤーには音質、デテールなにより表現力は当然及ばない。

ま、でも、音は悪くないし、こんなもので良いか?と、それなりに満足してきました。いや、いま思えば満足しようとしてきた。

 

話は変わって今年、別れた恋人が忘れられなくて?じゃありませんが40数年前に購入したスピーカーを改めて買いなおした。

それは当時の私の知識、能力では「鳴らしきれない」と、20年ほど前にいったん処分してスピーカー。

しかし、手放して以来スピーカーが忘れられない。それどころが残された時間を考えると、そして今なら「鳴らせる」自信もあり、人生最後と思いいったん手放したスピーカーを買いなおしました。

 

結果、やはりその素晴らしさに感動。やはり、思いは間違っていなかった。

すると、やはりオートマチック・レコード・プレーヤーに今度は不満が出てきました。

今のオート機はBGM的、またイージー・リスニングで鳴らすなら不満がない。また、述べたようにかなり良い音で歌ってくれています。

でも、そこに演奏者がいる、ヴォーカリストの表情が浮かぶような表現力が物足りない。そう、以前のプレーヤーで感じる事の出来た部分が見当たらない。

 

原因はレコード・プレーヤーであることは明白。

丁度、もう一台のレコード・プレーヤーのモーターに異常が出たためもありマニュアル機を導入することに。

 

マニュアル機の候補は三機種

イギリスのLINN、ガラードそしてスイスのトーレンスのターン・テーブルにSMEというイギリスのトーン・アーム(含むヘッド・シェル)+カートリッジは日本のDL103を使いたい。

理由はLINN+DL103+αの素晴らしさは昨年まで所有していたので十分知っているから。

余談

これを手放したのも後悔の始まり。と、いうか迷走の始まり。

 

ガラード401も良いのは分かるが聴いた事がない。また、今のオート機がアイドラー・ドライブなので同じ機構のガラードよりベルト・ドライブのトーレンスが気になる。

 

で、トーレンスに絞る。

理由は以前日本のBL91(ベルト機)+FR64S+SPU-Aの組み合わせ+今のスピーカーの奏でる音が忘れられないのでベルト機が良いかな?と、の想いもある。

余談

上記の日本の機械も一応候補に挙げたが現在は名機中の名機と評価されている。

価格的には外国勢とほぼ同じ。オーディオは日本製も外国製も今の機械より昔の機械がダントツで素晴らしい。ただ、気分はほぼトーレンスでした。

 

そこでしばらくオークション、ネットとにらめっこ。(ほしいと思う新品はもうありませんので)

はたしてどのトーレンス(ターン・テーブルの機種)が自分に合うのか?

と、色々調べた結果、ベストは124と言う機械らしいが価格が予算を大きく超える。のと、将来の事も一応考えて320もしくは321に。アームは3009。カートリッジは手持ちが有る。

で、合計で出来れば20万以内で定めた。

余談

ただ、SMEは針圧が1.5gまで。でも好きなDL103は2~2.5gなのでまた悩みは増えましたが。

 

意外と即見つかったが、ライバルも多く結構頑張って落札。

しかし、不具合部分の説明もなく、しかもその他の部分でも正常に作動しない。NC、NRではなったので、その旨を伝えると幸いにもあっさり返品、返金となった。

しかし、一端、音出しテストの際の素晴らしさは垣間見えたので同機種を探す。

余談

ある意味、試すことが出来たのでラッキーでした。

 

精密機器のオークションは流石に怖いので専門店の中古機種を探すことに。

すると、価格は別にしてよい状態の機械が見つかった。電話問い合わせの対応、質問の答えもプロらしく安心が見えたので即決定。

余談

多くの個人の商品とは全く違う。値段は高いが品物は中古でもそれなりに違う。

 

セッテングはまだ9割くらいですし、設置からまだ数日ですので完璧でありませんが、それでも奏でる音楽には満足できた。

余談

音響機器と言うのは不思議と設置後しばらくすると低域がしまったり、クリアーなったりと音が変わります。そう、設置場所に馴染むという感じ。

 

驚愕の世界がそこに浮かびます。

まず静寂、その静寂から音楽が湧き上がる。この静寂感は今まで経験したことがない。

それと表現力、そこに歌手がいる?って、いうレベルを超越してその表情、顔の向きまでも浮かぶ。

一部周波数は左耳では聞こえないが、そんな事は関係ない程に楽器それぞれの位置が手に取れる定位、そして臨場感に目を開けていられない。

音を表現するのは難しいですが、ちなみにもう一台のオート機と聞き比べたら一目(聞)瞭然。

この違いは誰でも分かります。好き嫌いを超越する世界がそこに広がる。

また、あれほど悩んでいた低音の自然な量感に脱帽である。

つまり、生音。

 

何故、もっと早く。

今迄の人生を無駄にした!と、この年齢になって感じた事の驚き。

知らないという事は有る意味「罪」と、言う事を知ることになった。自分にとってですが。

同時に価格の理由が納得できた。

 

音楽はI phoneで十分。TVでもいいから別にこだわらない。それはそれでも良い。

ただ、オーディオが好きなら普通は追及します。それが趣味ですから。

 

tmも同じ

tmと言う宇宙は行って見なければ決して理解できない。

どんなバイクも同じように走るでしょう。そう、走るという部分はおなじ。

でも、その質、世界は大きく違う。

それどころか「比べる事の無意味さ」を知る程の違いを知ることになる。

まったく先のプレーヤーと同じ。

確かに高価、でも価格以上に計り知れない魅力を持つ物をpricelessという理由も分かる。

機能を突き詰められたモノ、良いモノ、美味しい物は高価なのが当たり前。

 

突き詰められたマシンしか得られない「何か」に触れる事、感じる事が出来たなら、もう元の世界には戻れないという程の魅力もある。

貴方が入手できる一般市販車の中、この魅力と価値を持つtmは一線以上に違います。

しかもインジェクションとなった今のtmは驚くほどフレンドリー。

是非、貴方の知らない世界がまだたくさんある事を知ってみてください。