雑感

ダカール・ラリーはホンダの二連覇となりました。

手前味噌ながら予想どおり。

以前述べたようにマシンが良いに加えてライダーも良い感じで、また、サポート体制は言うまでもなく万全のファクトリー体制ですから勝てて当然というか、すべてのバランスが高度にまとまっていたのでしょう。

他のマシンはホンダと比較して言うならマシンが少し古いのでしょうか?開発が止まっているのかもしれません。

それと私感ですがライダーがちょっと。

いずれにしてもパリ・ダカール時代からこのイベントはお金を掛けなければ勝てません。

つまり、参加するメーカーがどれだけダカールに重点を置いている?お金を掛ける事が出来るかが大事で重要な話になっている。

 

4輪を見ると今のミニにしても名前はミニだが、パイプ・フレームでそれ専用に作られた砂漠用マシンで全くミニには見えない。他の同じクラスのマシンも同様に軽量で頑丈なシャーシ、長大なサス・ストローク、強大なトルクのエンジンは200㎞で砂漠を巡行することを可能した別名砂漠のF1ともいわれている程スペシャルなマシン。

かつてはポルシェやVWといったメーカーもマシンを作って参戦していましたが理由は定かではないが今は撤退しています。

 

今回ダカールにて勝利したCRFも一台数億円と言われています。フライ・バイ・ワイヤーを採用とか電子技術が満載。でもクラッチがいまだにワイヤーと言うのは不思議な感覚。

 

お金がかかるのは事実

モーター・スポーツは本当にお金がかかります。我々が愉しんでいるエンデューロ、トライアル、モトクロスはモーター・スポーツの中ではかなりリーズナブルに楽しめると言えます。

勿論、世界戦を追いかけ、チャンプを目指す場合はそれなりにかかりますが、そもそも車両代金とか車両かかる経費(整備費、運賃)などは桁が違う。

 

ダカールでは市販車クラスとは言ってもどこにも売っていません市販車のクラスもある。

ファクトリー(メーカー)・チューンされた正しくは市販車をそれ用に改造したマシンですから、これまた相当な費用が必要。

しかも、幾らマシンが良くともサポートがないと間違いなく勝てません。チーム・サポート体制構築もこれもまた桁違いの経費です。

余談

メーカーだからできるファクトリーのチーム体制。マシンも体制も誰もまねできない中で市販車クラス連続優勝って言っても・・・。

 

以前はというか始まりはアマチュアのイベント。

冒険の扉を開くのは君だ!って、いうキャッチ・フレーズだったと思う。

当時の参加車もバイクも本当に市販車にて好き者もしくは町工場が改造したみたいなマシンばかりでだからこそ冒険って言われていました。

余談

当時の市販マシンをパリ・ダカ用改造マニュアルにサブフレームの補強の方法なんて読んだ記憶があります。

 

それがいつしか?

勝つためにはお金が必要になってきた。高度で砂漠専用のマシンの開発。それに伴ってサポート隊を編成。それらを空輸して毎日次の野営地に物資、人員を配置。

それは毎日新車に生まれ変わると言っても過言でない位のサービスを実現。もうアマチュアが勝てるどころか、完走を目標に愉しむだけ。

結果、メーカーの宣伝の場になってきた?

 

そう、サポートのないプライベーターは完走すら難しいレースになった。それはそれでまたイベントのレベルを押し上げ、有名にした。

 

弱小チーム、プライベーターの参加者は以前トラック部門の参加トラックの荷台の空スペースを購入しスペアー・パーツを次の野営地まで運んでもらった。

しかも一台ならそのトラックが確実に野営地に到着する保証などありませんから複数のトラックにスペースを購入します。

ちなみに30年ほど前参加を検討した際タイヤ一本分のスペースで2000USDって言われました。

今の画面ではそんなプライベーターのトラックは映らないので参加しているのかは分かりませんが。

 

先にも言ったが始まりはフランス人のアマチュアのイベント。

つまり、フランスのお祭りみたいと言っても過言ではない。だから、フランス人が主体になって当然。

して、フランスの国民性と言うのは、例えばトライアルだとするとどう見ても減点5点だとしてもフランス人選手なら3点に。また、2点なら1点とかクリーンって審判が判断するのが当たり前。

余談

つまり、公平じゃないのですがヨーロッパは大体の国は程度の違いは有れど基本は同じでしょうねキット。

それを否定はしません。またする気もない。

如何にもラテンの国らしくて和気あいあいのアマチュアばかりならそれはそれでも良いし、嫌なら参加しなければ良いのですから。

ただ実際パリ・ダカ時代はフランス人が乗っていない車両、チーム内にフランス人がいないチームは勝てない。のが、暗黙の了承です。(だった?)

 

イベントが世界的に有名、高名になったとしても伝統は変わっていないようです。

証拠にいまだに例えばトヨタも日野もコ・ドライバーはフランス人。

若しくはチーム監督、重鎮がフランス人と言う事でもその名残があります。名残じゃないのかもしれませんが。

つまり、フランス人がかかわっていないと勝てない伝統もダカール・ラリー。と、いうかかかわりが参加の条件なのかもしれません。

余談

インカ・ラリー89。

フランス・ヤマハからシリル・ヌブ―(パリ・ダカ優勝者)が主催者特別枠で参加していた。

そのヌブ―が海岸線を走るSSにて水没。

当然フル・ペナルティーとなり優勝争いから脱落。しかし、その夜、主催者はそのSSのキャンセルを発表。

理由はスタート時間の関係で汐の満ち引きが起こり一部コースが水没しルート変更が余儀なくされた。

また、水深が深くなって水没者が続出して不公平の為との説明を受けたが、選手の間ではヌブ―救済の為って噂。

ちなみに私も水没し、おまけにCDIも壊れてさらに皆より6時間ロスしたのでラッキーでしたが・・・!

 

余談の余談

ヌブ―のマシンはYZ250(350って話)でしたが、2日走った後は毎回エンジン交換。

タイヤ交換しながらその作業を見ていましたよ。そう、ファクトリーは何でもありって事です。

 

実はそんなアマチュア感覚のアン・フェア―と言うか、暗黙の了承が嫌で多くのメーカー、ファクトリーが参戦から撤退したのも理由の一つではないかな?

お金もかかる、フェアーじゃない、宣伝効果は大きいようですが実際マシンが違い過ぎて実際あまり効果は感じないとなれば当然かも。

 

でも、多少問題はあったとしてもお祭りイベントは無くなれば寂しい。また不公平感のないレースなど基本ないに等しい。また、有名で速いドライバーやライダーそしてファクトリー・マシンは大会の華なのは間違いありません。

と、文字どおり雑感でした。