インプレ

 

21tm250Fiを再び山に連れ出した。

今回は同行者の方が2人、20tm250(キャブ) と19tm250Fiのオーナーです。

キャブ仕様の250はtmらしさにあふれています。

トルキーでパンチあるエンジンに感銘さえ受けるほど愉しく、面白いマシンに「やっぱり、キャブか!」と、正直思いました。

更にこのマシンは前後オーリンスTTX装備と言う事もあってそのTTXの肌触りに思わず鳥肌が立ってしまいました。加えてエンジン・フィールがたまりません。

 

尚、KYBが悪い訳でも劣る訳でもありません。

まさしく肌触りと言う部分、フィーリングがとても五感に心地良いのです。速いとか、遅いでもありません。

オーリンスいいね!と、素直に感じるだけです。

 

もう一台の19の方はエンジンに細工を施した特別仕様なので21と比べる事はできませんが、これまたオーナーの個性が反映されているというのか、まったく20や21に勝るとも劣らない魅力を感じます。この方のセッテングによるものでしょう。サスの締まったフィーリングは絶品!

余談

tmの魅力の一つはこの年式が古くなっても最新鋭に見劣りしない。と言う部分があります。

例え10年前のマシンでも確かに最新鋭よりは性能や装備は劣ったとしても気持ちよさとか魅力が劣ることがない。この1点だけでもtmと言うマシンの価値がお分かりかと思います。

 

さて改めて感じた21tm

乗り比べてはっきりしたのは6速化によって125チックに感じるという事です。

勿論、良い意味です。

そう「回して走る」のが愉しいマシンでもある。

それは21Fi+6速ならではのセッテングと言えるでしょうね。5速仕様は日本には入ってきていませんが、想像ですが6速と5速ではマッピング・データが違うと思われます。

機会があれば確認のために折を見て昨年型20に6速のECUを、また、反対に21に5速のECUを装備してみるのも愉しいかもしれません。

 

それと乗り比べてはっきり分かったのが「フレームの軽さ、小ささ」である。

乗り換えて思ったのが兎に角、倒しこみが軽い。

それは「エッ、嘘」と20のオーナーが驚くほどの違いなのです。

 

勿論、20が大きい訳でも重い訳でもありません。

19や20単体で乗ったとしても取り回しに不満も、重さを感じる事は有りません。

また、20の走行距離も500㎞と、それほど走りこんでいる訳でもありません。念のためにtmのアルミ・フレームは1年や2年で重さに変化を感じるほどタレません。

 

つまり、乗り比べる事で21tmのフレームの軽量化は実践されて居る事が証明されたのです。

 

21tm250Fiの総括

新時代、tm社の思う現在エンデューロ・マシンの回答。そしてそれは大正解であり100点満点と言える。

軽く、自信をもって未知のコースを攻めるエンデューロ・マシンに何より大切なのは「安全性」。

それを担保するには強靭なフレームであり、ブレーキ・システムでありサスペンションとそして強力なエンジンが絶対条件。

それらが織り成し21tmが完成しました。

スムーズなエンジンは長距離を戦うには必須。軽いマシンはライダーの余力につながる。

加えてtmシャーシの持つ鈍感な挙動、超強力なブレーキ・システムは安全性を最大限に担保。

 

19のオーナーは回して走ると125見たいで面白い。と称されました。

20のオーナーは先にも言ったように軽さに驚いていました。

私は前後TTXが欲しくなりました。

何時の年代もtmは罪作りなマシンです。

 

同時にエンジンのフィーリング、パワーには何方も触れていません。それは彼らもtm250のオーナーだから。

つまり、tmであるという事です。

 

21tmは新時代のtmの始まりであり、紛れもなくtmその物なのです。

そして、軽量化というか軽いというのはあくまでtmレベルの話であり、tm同士の比較によるものです。勘違いなきようにお願いします。

 

最後に同行された方からの21tm250Fiに対する印象です。100%原文のままです。

 

20tm250(キャブ仕様)のオーナー O氏

21の2t250Fiを触って、まず最初に感じたのは「軽い!」という衝撃です。

直前まで自分の20 2t250キャブを乗っていたにも関わらず、まるで125…いや85を触っているかの様な違いを感じました。

フレームが軽量化されているとのことですが、その違いがこれほどまでに大きなものになるとは、にわかには信じられません。

 

しかしそれは、少し走らせることで間違いのない事実として痛感します。

自分のマシンと比べ、タイヤの違い、サスペンションの違いなどを考慮しても、明らかにヒラリヒラリとした「軽さ」を感じることが出来るのです。競合他社と比べるならまだしも、同一メーカーのたった一年違いでこれほどまでの進化を見せつけられるとは、関心を通り越してもはや嫉妬すら覚える程です。

もしフレームで変わるのなら、フレームだけ買っても良いとさえ思わせてくれます。

 

あとは率直に「2ストもここまできたか!」という点。

昔好きで2ストに乗っていたけど、混合めんどくさいし扱いづらいから4ストに移行した、という方は多いと思いますが、そういう方にはまさに21はオススメできるマシンだと個人的に思います。

2ストの、所謂「いろいろめんどくさい部分」というのがほぼ皆無になったと言って良いレベルに進化しており、それはエンジン特性にも及んでいます。

極めて滑らかに、フラットに発生するパワーはまさに4ストと言えるレベル。

しかし、クランク2回転に付き1回燃焼する4ストと違い、毎回転燃焼する2ストはシームレスにトルクの繋がる感じがするので、乗っていて上質さを生み出しています。

21に限ったことではありませんが、極低速での登り坂でエンストしない粘り強さは2ストの真骨頂です。

 

荒々しさの残る、ある意味では2ストらしい20の250Fiと違い、21からはまさに新次元の2スト物語が始まったのだと思いました。

 

最後に、このコロナ渦でこれほどまでのマシン開発を行なってくれたtm社に敬意を表します。

 

19tm250Fi オーナーI氏のインプレ

MY21のインプレですが、取り回しがとても良くMY19、20よりも小さく軽いというのが第一印象です。

エンジンはフラットトルクで非常に扱いやすく紳士的でレースでは疲れにくいでしょう。

しかし、逆に言うと昔ながらの2stを知っている人間としてはじゃじゃ馬な部分が影を潜めてしまい少し物足りない感がありました。

排気バルブが開き始めるのが今までよりも遅いというかなだらかな感じは昨今のハードエンデューロ向けの味付けなのでしょうか?

MY20のような本気モードに入れるMAP3があればさらに楽しめると思います。

足回りは新車にも関わらずシブさが感じられずナラシが終わったかのように動く印象でした。