最近多いのが250エンジンを300に変更できないか?もしくは組み換えできませんか?
その問い合わせが今日(5日)もやってきました。
正直、お金を気にしなければやってやれない事は有りませんがtmの場合というか21の場合は車体の変更に意識が行きます。
と、言いますか21の車体の進化が素晴らしい。
ですから、エンジン改造、乗せ替えにお金を掛けるよりフレームを、早い話、車体その物のお買い求めを強く、強くお勧めします。(インプレを参照ください)
ちなみに4Tは調べておりませんが2Tの場合はシリンダー、ヘッド、クランク・ケース、ピストン、ECUが異なります。
つまり、ミッション、クラッチ関係とクランク以外すべて異なるという事になります。また脱着、組み換え工賃と言う部分も出ます。
手間暇、コストを気にしなければ試されても良いかと思います。以前はクランク・シャフトが違いましたからその分は倹約できます。
と、言いながら実は現在当方で250エンジンを300に組み換え作業中。
まさにon timeで!
たまたま間違いにて注文した300のシリンダーがやってきたのが始まりで勉強の為に試しにやってみよう。と、思いついたのです。
早速、250のエンジンを車体から降ろし分解。
分解後、250のクランク・ケースに300のシリンダーを単純に乗っけてみました。
残念ながらケースに収まる部分シリンダーのスカートが干渉して収まりません。
でも、その部分を削ればなんとかなりそう。
シリンダー側を削れば簡単そうですが、ピストンが往復する部分。何より下手に削ればメッキをも壊します。つまり、ケース側を切削加工が必要。して、この部分の違いだけだと思いこむようにしました。
つまり、やって見たくて仕方がない。
が、当方では設備工具もありませんので当方では不可能です。
余談
以前、80ccを100ccとするにあたり、単純に大きくなったピストンが下死点に至る前にケースに干渉するので下りない。その部分をリューターにて削って何とかなりました。そのつもりで簡単に考えていましたが、さすがに50ccのアップは大きい。
そこでお世話になっているエンジン屋さんにクランク・ケース加工を依頼したら何とかなりそうとの返答。
但し、上手く加工ができ、またエンジンが無事に組みあがったとしてもそれが正規状態300のパフォーマンスが発揮できるかは未知数。
万一、上手くいかなかった、パフォーマンスを発揮できない場合は250のクランク・ケースをダメにすることを意味しますから覚悟の上でお願いします。
と、言うのも250と300のケース形状の違いはその部分だけなのか?が不明です。
理由は当然、部品番号が違う。つまり、どこが、何が違うのかを確認したくとも比べる300のケースが手元にない。
ま、ダメで元々と言う感覚です。また、当方は勉強と言う大義名分はありますが半分愉しみ、後の半分は上手くいったら「儲け」って、実に不純な発想が原点。
もし、失敗したら300のケースを購入するしかありません。
余談
つまり、どうしても300にしたいみたいです。
と、言う事で今回の300化はケース加工料金、シリンダー、ピストン、ヘッド、ECU交換で入手できます。
よいクリスマス・プレゼントになるか?最もヘッドとECUはまだ発注していませんが。
そう、注文はシリンダーが無事に組み込めることを確認してからです。最悪、ケースを発注する羽目になりますから。
4Tは?
多分、手間暇とコストは2Tどころではないので調べる事すらしていません。また、不思議と2Tには問い合わせがありますが4Tにはないと言う理由もあります。300自体のご注文はありますが。
実はこういう改造大好き。
以前、144の5速ギャーボックスを6速化した時は実に痛快でした。
作業を行っていてワクワク、ドキドキ。そして上手くいって走りが激変した時は本当にうれしかった。
最初の144はMXの5速のみでした。
当時のケースはスペースに余裕がなく通常の6速は組み込むスペースがありません。して、合いそうなギャーとシフト・ドラムを何個か組み合わせて完成した時はとてもうれしかった。
ただ、失敗というか上手くいかなかった事もあります。
そのエンジンのMXミッションではゲロ、アタックにはどうしても合わない為に色々なギャーを組み合わせてみて試しました。数回のミッション組み換えを経て妥協と言う形で最終的に納得いかないこともありました。
最後に300化
されるのはご自由ですがすべて自己責任にてお願いします。
当方はあくまでもtmをより深く知る為の勉強の一環として作業しています。
また、推奨している訳ではありません。