何処に行く日本製

何を偉そうに!

と、言われそうですが、先日最近の中国製の製品のレベルはとても高くて残念ながら今の日本製より良いモノが多くなってきていると感じます。

 

過去、ビジネスを広げるにあたり政府主催の貿易商談会に21世紀初頭に二年連続して中国を訪れ様々な企業と面談。して興味のわいた機械、商品のメーカーを訪ねてみました。また商談、購入してみましたが当時の中国の物は全くお話にならない物ばかり。で、それ以来、中国製品に興味を失いました。

しかし、時は流れ気が付くと日本メーカー・ブランド、もしくは欧州ブランドはついているが、製造というか中身は中国製ばかりなのはご存知でしょう。また、ブランド以外にも中国製に囲まれているのが今の世界。

その昔、田中角栄さんが中国を訪れ国交を正常化。その訪問中継をTVで見ていたのが確か大学時代。冒頭に述べたように、それから20年後に中国を訪れた時はまだまだ質的に安かろう、悪かろうのレベルでしたが、それから更に20年経過した今、中国製は大いなる進化、進歩を遂げています。

 

その反面、今驚いているのが日本製品の衰退。

と、いうか質の低下に本気で驚きそしてさみしさと不安を覚えている。

今から30年以上も前。

中途半端な排気量のトレールが発売された。

排気量はともかく、軽く、扱いやすく、何より乗って楽しくてトレール、ツーリング使用ではまさに名機と称されるバイクで、今でも良い。と思えるバイクした。

そのあまりの人気からか?二匹目のドジョウを狙ったのか?同じ名前で排気量を大きくして再販されたが、乗ってみると以前の物とは比較にならない程重く、大きく、危険で何よりつまらないバイクへと変貌していました。

それこそ「何のために存在するのか」と言いたくなるほど。

 

また、昨年除雪機を最新鋭の新車に。

して最初はそのパワーに目がいっていましたが、数回使用して「旧モデルの使いやすさ、丈夫さは何所いったの?」と、20年も前の機械が懐かしく、はるかに良かった事が恨めしい。

余談

機械好きって困ったことに気にいらない部分があると正直どんどん嫌になります。

 

先のバイクも除雪機も残念ながらと言うか偶然にも同じ国内メーカー。

製品を見て存続するためなのか?ポリシーを失ったと言われても仕方あるまい。結果、支持をも失うと思うが。

 

換気扇

引っ越しを機に台所の換気扇を新品交換。

しかし、3年目に急に壊れ、おまけに修理不可能。確かにあまりなじみのないメーカーでしたが日本製。どうにも仕方なく買い替え。

 

そしてトイレと言うか、便座。

こう見えてウォシュレットは必需品。換気扇と同じくトイレも新しくした。でも、3年目の今日ウォシュレットがいきなり機能しなくなった。これ日本の一流メーカー製。

安いなら我慢もするが結構値段は高い、でも寿命は短いって、最近の日本製は日本製とはにわかに信じられない。

 

いずれも保証期間は過ぎていますから保証にはなりません。

しかし、保証が効くから良いのではなくこのような普段使用する。基本無くては困る機械の寿命が短い、使い勝手が悪い。というのは何とも造り手のお里が知れしまう。

 

先のトレールのように最初から壊れているように感じる製品自体の質の悪さもあれば、機能は満足するが寿命が短い物まで様々あるが、とにかく昔の日本製は良いモノを作ろうとか、機能、性能を頑張るとか、お客さん満足を考えている。と、感じられましたが最近は中国製レベルで良いと安易に考えているのか、消費者をバカにしている。もしくは甘く見ているのか?と思う商品が多くみられるような気がしてならない。

そうこうしているうちに抜かれてしまいます。

 

物造り日本の中、衰退している日本のメーカー、中小企業はコロナもあって大変な時期だと思うがこのような商品ばかり作っていると更に、そして日本人からも見放される。

技術だけではなく、サービス、物造り精神まで盗まれているのかもしれません。いや、忘れているのかも。

 

またオーディオ

かつて日本はオーディオ大国でした。

ですからオーディオ業界が衰退した今でもマニアには垂涎の名機たちが沢山あります。

カートリッジ、レコード・プレーヤー、アンプ等々。

注*カートリッジと言うのはレコード再生の必需品。レコード針が付いているアームの先端 

        についている物。

その中で自身カートリッジは日本製にこだわっています。

それはデノンDL103という。

背景、成り立ちはリファレンス。つまり放送局使用、基準となるようにNHKとデノン(当時デンオンだったかコロンビア?)の共同開発された製品。事実、多くの放送局が採用。

 

このカートリッジに魅せられて30年以上、針交換のできないMCタイプ故にすでに4個目になりました。価格は当時10000円台でしたが、この数年来のレコード・ブームから今は40000円を超える。

つまり、それくらい今尚需要も人気も有る。まさに良いモノは時代を超える証明となっている。

その音質は実に日本的。

音を表現するのはとても難しいが、例えばいかなる装置を使用、再生しても美空ひばりさんは美空ひばりさんですがDL103はより日本的に、これが本物の美空ひばりって感じさせてくれます。また、表現力がとても自然。

例え装置の組み合わせが変わってもこの感覚は変わらない。我々日本人の心に染み入る音楽を奏でてくれる。ジャンルを問わず日本のアーテスト全般、特に昭和演歌、歌謡曲には外せない。と、いうかこれ以外に考えられない。(主観ですよ)

つまり、多くの方に支持されており、加えてメーカーと共に日本のオーディオ史の中に外せない地位を得ていると思う。

 

何やら今の物造り日本は日本自体がダメになってきているのではないのかと機械を通じて知るような今日この頃です。