価値

物品に対しての価値は人それぞれ。だからその物などに興味にない人には無料でもいらない全く無価値になります。反面、その品物が欲しい人々には天井知らずに値が跳ね上がる。

例えば骨董品などもそうでしょう。

 

自動車のオークションなどの番組が好きで偶に見ますが、世界に数台とかのフェラーリなどコレクション・コンデションと言うか新車以上の状態であれば数億から数十億の値が付いたりします。

 

でも乗れないでしょう!そんな完璧な状態に整備された価値ある車両など一般走行させたくない。だから乗らずにコレクションと言うのでしょうが。

また、よしんば乗ったとしても現在の車の方がはるかに、比較にならない程快適であり早く、またトラブルの心配なく走行できる。

そんな事を言っている我々庶民には理解不能。つまり、そういう車をコレクションできる人々の世界と言う事です。

余談

そういえばtm2Tばかり十数台コレクションされている方もおいでになる。(含む新車)

 

話は変わってカウンタックを所有されている友人がいる。

今朝ほどその彼から電話があった。

カウンタック用のタイヤが復刻されたのでイタリアから取り寄せてほしいという依頼であった。

聞くとすでに自分用には他のイタリアの友人より手配済みだが他のカウンタック・オーターたちに頼まれ最低10セットはいるという事から弊社に依頼がやってきたというわけです。

詳しく聞くとイタリア国内向けだけの販売の為に輸出はなく当然日本には輸入されないとの事。

ま、よしんばイタリア国内価格が700ユーロですから入手できたとしてもそこそこ高額になるでしょうが・・。

そんな私の庶民感覚というか老婆心も40年前のスーパー・カーを所有する彼らにとってはタイヤがいくら高いと言っても「たかが知れている」らしい。

余談

そんな「ずれ」を紹介すると、彼はそのカウンタックをイタリアで購入。その後、「現在でも走行できるよう」にアメリカに送ってエンジンは勿論、車体からすべてOH。その完成後に日本に送ってガス検から車検取得と購入費用とは別にすでに数千万かけた。また、購入から完成まで8年ほど経過。

お金持ちと言うのはお金に加えて時間もあるのですね~。

 

と、言う事で本国に確認してみようと思うが、まずは日本国内の伝手から。

理由は本当に日本で入手できないのか?と、価格状況のチェック。

単純に10セット40本だと雑費、輸送費も含めて計算するとおおよそながら単純に一本11万。

思ったほど高額でありませんが、でもそれは高いのか、安いのか?私には分かりませんが、最終的には下手な価格付けは信用につながります。

余談

実際に商売とすると10セットくらいじゃ話になりませんからコンテナ一本。多分20フィートでも200本は必要になるが、そんなことをするくらいならピレリ・Japanさんに相談した方が速いし、最終的に信用にもつながる。並行輸入なんて所詮ゲリラ戦法。正直あまりしたくはない。弊社の価値が下がりますからね。いずれにしても友人ですし、弊社つまり商社に対する依頼なので確認はしています。

 

また、古いtm中古車の価値。

2020モデルは日本に上陸して25機種目です。ですから時折ネットオークションにも20数年前のtmが出品されています。

時に驚くのはその落札価格。

20年以上前のモデルでも現在の新車価格の20%を超える値が付く事に驚愕するときがある!

tmの本来の価値からしたら当然ですが、それはきちんとtmである事が大前提。

 

それは、純正部品を使用されきちんと整備されている事です。

基本はオフの中古車ですから痛みや消耗が有っても当たり前。個人所有の中古車ですからきちんとエンジンやサスペンションが機能していれば、つまり最低限走行可能であれば価格の高い安いは別にして値段はつくでしょう。また、欲しい方は購入されるでしょう。

でもよく考えてください。

幾らエンジンが動く、サスのオイル漏れがないとしても20年以上前で整備歴不明、社外部品満載であればすでにtmとは言えないでしょう。

早い話、新車価格の20%を超える価値はありえない。

何度も繰り返しますが中古車は格安の現状車か?きちんとプロの手で純正部品を使用し手の入った車両以外は手を出さない方が無難。

ですからきちんと整備された中古です。

もし弊社に入庫して再販するとしたら最低限足回り、エンジンは完全にOHしますからはるかに高額になりますが。

 

新車も中古も壊したら同じお金がかかります。まして素性の分からない車両は最初から壊れていると同じ。

先のカウンタックの持ち主みたいにいくら整備代金が掛かろうと気にしない。いくらでもかける。もしくはそれくらいカウンタックに好きなら良いのですが。

 

以前、96tm125をユーザー様より頂いた。

乗る分には支障はないが、やはり手当てが必要なので錆びたボルトまで交換するレストアを行った。

すると結局その車両には乗れませんでした。つまり、乗るのが惜しくなった。

そのレベルのマシンと言うのがtm。まして96モデルは日本には125/250合わせて7台のみですから、先のコレクション・コンデションまでレストアされたフェラーリと同じと言えば同じです。

価格は別にしても。

最終的にはコレクターの方に使用した部品代金にてお譲りしたが、結果良かったと思っています。

 

さて、新車は高価で手が出ないと勘違いされておられるみたいですが性能、価値そしてお分かりの様にtmのリセール・バリュー(再販価値)から見ても手前味噌ですがtmの価格は高くはありません。

しかし、tmに対するあこがれから中古を購入される方もおいでになるでしょう。でも、くれぐれも手の入っていない中古に手を出さない方が無難。

結局、お金もかかり、乗る事も出来なくなります。最もtmに限りませんが。