tm燃料噴射マシンとtm25周年記念モデルについて

自身初めてのtm2Tストローク電子制御燃料噴射(以下Fi)のドライバビリティーの自然さ、パワー、トルク、フィーリングに関してはインプレにありますように完成度の高さに感動すら覚えます。

特に現在の社会情勢である環境に対応し単純に薄くしただけではない。きちんとレーシング・エンジンとして普通と言うか、自然に納得できるパフォーマンスを見せてくれました。して現在と言うか現時点のtm2ストローク・レーシングとしてのtm社の2T燃料噴射マシンに対する回答はとして満点。いや、98点と自信も持って言えます。

 

インプレじゃ、最高って言っている。

確かに!

じゃ、後の2%は?何が足りない。

 

1%以上はまだ乗り足りない。つまり、自身が100%把握していない部分が大きい。

後の残りといいますか、同じくまだランニングインが進んでいない状態だからか?と、はっきり言えませんが、また、自身慣れていない部分からもエンジンが暖まった時の再始動させる際に少々?があったのではなかろうか?

勿論、始動しないわけではない。その再始動する感覚がキャブレター(以下キャブ)とは違うな?って、感じだったのです。でもそれは杞憂にすぎなかった。少々、早とちり過ぎたのです。

 

キャブでは暑いときのエンスト、オーバーヒート後の再始動の際、一発で始動しないと自然にアクセルを開けるなど対応していますがFiは如何してよいのか分からない。tmの場合、今までほとんど一発始動が当たり前なのでその感覚から始動しないと戸惑ったのです。

 

が、雑誌テストを終え、また、自身再度走行しトータル100㎞、3時間程走行後は最初の印象とは変わっていました。この時点で99点になりました。後は走行が進むにつれて徐々に加点されるのは今までで良く分かっています。

 

まず、試しに気温22度、湿度70%での冷間時始動はスターター・レバーを引かないでセルを起動。

あっけなくセル一発移動。

少々、長めにセルを回したような気もしますが、とにかくこの時期の北海道であればスターターを引くことはないようです。

が、数日以上放置後はスターターを引いてセルを起動させてください。

 

また、先に述べたように気になっていた暖まった状況下の再始動でも全く自然に始動可能でした。先に感じた違和感は全く感じません。(ただし、スロットルは触らない)

何度か意識的にエンスト等後の再始動も試してみましたが、いつも一発始動。

勿論、始動性の良いtmらしくキックでも同様に一発始動です。と、まったく最初の印象と変わってきました。

余談

つまり、自身Fiに対し何かマイナス部分を探すというか懐疑的に見ていました。tmに失礼でした。

 

 

同時にアイドル(2000rpm前後と)も少し上り、クリック2個ほど戻し通常の1800rpm前後に。

して、回転はよりスムースに変化してきました。

それは実に軽快というか300とは思えない。それまでが軽快でなかったか?と、言うのではありません。300ならではの迫力と言うか重厚感とトルクに酔っておりましたが、やはりtmエンジンならではの軽快な回転上昇に磨きがかかってきたのです。

 

走行が2.5時間,100㎞を超えて慣らし終了とし23日の午前中、再度確認のために走行してきました。

 

自分の中の慣らしを終えてどんどんスロットル開度も開いてきましたが、それでも全開、TOPエンドまでの場面はありません。いや、全開にする場面も無ければできる状況にならない。また、とにかくトラクションが良く路面をかみますので速度のノリが尋常と思えない。つまり、速い!

ふけ切るまでもなくコーナーが目に飛び込みます。やはり300 is 300の迫力と速さ意識します。

 

今自分が走れる速度で攻めてみましたが、オーバーランから藪に突っ込みそうでした。ブレーキの良いtmでなければ確実に飛び込んだでしょう。それでもマシン、エンジンの限界どころか全開などにはなっていません。

今の時代、このパフォーマンスであれば最も耐久性の高いマシンは2T250/300だと思う。

何故なら、開けない、回さないでも速くて何より愉しいのですから。

 

それくらい初めてとは思えない程tmのFiエンジンの完成度に舌を巻く。

 

それとサス。

もうはっきりしました。19ENのサスとは明確にセッテングが違います。というか、使用状況の違いでしょう。

それは正直何が変更されているのは現時点では不明ですがスプリングもダンパーもソフトセッテング、もしくはハード・エンデューロ方向に振っている様です。

 

つまり、キャブレター仕様(tmの言うEN)は伝統のGPマシン。

して、Fi(tmの言うクロスカントリー)は現在流行のハード・エンデューロ方向と言う位置付と言えます。

 

勿論、Fiじゃ飛ばせないか?と、いった低レベルな話ではありません。何せ使用素材は同じですからセッテングの違いでしょう。ただ、感心するのはいつもtmが行ってくる変更部分は実に的を得て実戦的、しかも完成されている。ま、当たり前ですがこの初めてのFiエンジン同様に決してユーザーをテスト材料にしない良心というか姿勢を改めて感じます。

 

最後に軽さ!

250ENから比べるとクランクマスの違いからから?250程の軽さの意識はありませんでしたが、今は取り回しの軽さ、動きの軽快さも感動しています。是非味わって見てください。

 

このマシンはあくまでも2020プロトタイプ、この秋に発表となる正式な2020モデルのインフォメーションにてすべてが明らかになるでしょう。

 

尚、まだ、先の話ですが2020tmは弊社とtmの25周年記念モデルとなります。現在、tm社と話し合って早期予約に限り記念モデルを準備中です。

お愉しみに!

 

最後に試乗のご希望から今回の雑誌取材&テストに同行された方おいでになりました。

その方、キャブレターか燃料噴射かで悩まれており、一度はキャブレター試乗後にキャブを決めておられたようですが5分ほどの試乗後に燃料噴射にご予約をいただけました。