イタリアで・・・。

3泊5日の短い滞在でイタリアには何しに行くの?と、数名に言われた。

そういわれると無駄だったような気もします。確かに出かける目的はあったが、絶対必要な事でもない。まして明確に“何か”を得た訳ではありませんから。

しかし、それも十分承知していた事で想定内。そう、例え無駄だとしても如何に人生にとって、また文化の異なる人々と仕事をする上ではこのような時間が必要不可決な部分なのは今までの経験からも分かっている。

 

更に無駄っていうのもそれぞれの考え方で違います。すぐに結果が出ないですとか、かかる経費で判断するととんでもない間違いを犯します。

 

1日月曜の朝、千歳から成田に飛びました。

しかし、その便は大きく遅れて成田からの便に搭乗するに地上スタッフが税関等を先導してくれるほどのギリギリ。

ま、無事に搭乗はできましたが、預けた荷物はミラノで受け取れるのか?ちゃんと飛行機間の移動はできたのか?

だって、成田、チューリッヒと二回乗り換えです。

余談

心配したところで如何にもならない。また、スーパーでパンツとか靴下など購入すれば良い事でその為の保険も入っている。

 

しかし、さすがは日本国内での飛行機である。きちんとミラノの空港で自分のバックが流れてきて少し感動。

 

ミラノ到着は夕方7時。

空港近くのホテルにピックアップを頼んでその夜は睡眠薬代わりの風邪薬を飲んで9時頃にベットに。

 

翌日はまた空港に戻ってレンタカーを借りる。

フィアット500を頼んでいたがJeepのSUVの新車(1400㎞走行)にアップ・グレードされていた。

Jeepは初めてですが、現在の車ですから悪いわけはない。おまけで大好きなディーゼルです。

して、感じたのはその速さと乗り心地の良さ。

多分、高級と言う車はこのような乗り心地を言うのでしょう。ソフトでありながらピシッとしまっており、それでいて直接的な突き上げなどまったくない。たっぷりとしたストロークは急激な入力も軽くいなしてくれます。ハンドリングもこの大きなサイズとしては、またSUVとしては結構スポーティー。

余談

あまり乗らないカテゴリーなので他と比べる事はできませんが。

 

また、180㎞以上でも矢のように直進する様はオオット!状態でその速度域でも不安感、不安定感は全く感じない。

当然、150~160㎞でのクルージングは全くリラックスできる普通の世界。ですから、ついつい速く走ってしまいます。

余談

日本じゃ、必要のない話ですが余裕は大事。

 

ただ、良い車だとは思うが、買うか?と、聞かれるとSUVはタイプじゃありません。また、他の理由も出てきます。(後述)

 

ミラノから450km走って本社に到着したのはちょうど昼休み明けになる午後2時。事務所から工場の中を一回りして皆に挨拶。

して、待望のマネージャーとタイマン勝負!と、いうか色々な分野での話しあい。一時間ほどのミーテイングを経て持ち帰り部品のリストを部品担当に渡して明日の午前中までに用意してもらうように依頼。途中、社長、工場長にも当然挨拶。

 

ミーテイングも一区切りついたので工場にて何かないか?と、ウラウラしていると丁度、新型250/300エンジンを一人の職人が組み立てを始めて場面に遭遇したので最初から完成までを見学することに。

先に部品が変更になっている。と、与太で言いましたが当然組み立てもホ~っと感じることしきりです。

ま、詳しくはいつかお会いした時に生与太話でも。

 

きれいに磨かれているでしょう。tmの神髄ですが組み立ても一つの工程が終わるたびに、また組み込む部品も都度アルコールで汚れをふき取りながら次の工程に移っていきます。ちなみにシフトドラムの先の長方形の物はシフト・ポジション・センサー感知部分。

 

特に感じいったのはバランサーシャフトの回転フィール。

 

精緻と言うか、精度と言うのかその回転の質感の高さはウ~ンとうなる程の心地よさ。何ともしっとりと回る手触りは機械を触っている感覚ではありません。

あの回転の滑らかさはバランサー・シャフトだけではなく、それぞれの精度の高さが実現しているのでしょう。

それと画像はありませんがスターター・モーターのクラッチの軸受けである。うまく言えませんが、シンプルながらよく考えられている。って、感じ。

 

そんなこんなで気が付くともう7時を大きく過ぎている。

マネージャーと食事をとることにしていたがこの調子ならいつもみたいに多分10時過ぎになりそう。じゃ明日のランチを。と、tmを後にしていつものホテルに。

チェックインの際、あなた何回目でした?と、聞くので3回目だよと言うとそれは良かった?と、言われたが、何を言っているのかはその時は気が付かなかったが、部屋をアップグレードしてくれていました。予約はダブルのシングルユースでしたが、用意されていたのがスイート。

次回の予約は部屋番号指定です。

 

その夜のディナーはいつものLo Scudieroにて。

ダックが入ったというので鴨になって?ダックのステーキをメインにしていただいたが、確かに野趣にあふれて旨いのは分かるが、初めてこの店で?と、感じた。ジビエは得意でないからな~。

 

翌日は午前中に再度マネージャーとミーテイングの予定でしたが、ホテルから出ようとして先に給油と思いSSにて給油後、何やら警告音の後にチェックランプが付きだした。スタンドマンに聞いても分からない。仕方なくどうせ分からないと思いながらもマニュアルを探すもマニュアル自体がない。 

 

そのまま走って本社に到着後、通常業務での担当者AlessandroにI need helpと確認してもらったが分からないという。そうしているうちに4Tのデザイナー達もやってきて"なんだ、なんだ”と、ちょっとした騒ぎに!

Alessandroがネットで調べてわかったのが日本でいうところの現在のディーゼル車のお約束の“尿素がなくなった”。の、ワーニングランプ。

 

僅か2000㎞くらいでなくなるなんて手間のかかる車です。

が、なくなってしまうとエンジンが止まってかからなくなるというのでAlessandroにハーツ(レンタカー会社)に車の交換を交渉してもらうことに。

するとそれくらいで車両の交換はできない。ガソリンスタンドで補充してくれ。かかった費用は営業所で払う。って、話になったが、それだけポピュラーな話なら先のスタンドマンだって知っているはず。下手すると尿素を探すことに手間取る羽目になってそれこそ無駄な時間でしかない。

 

そんなやり取りをしていたらマネージャーやってきて尿素(向こうではBLUE Dと呼んでいた)ならtmのトラック分があるだろう。ちょっと待てAlexに聞いてみる。

と、待っているとやがて社長の息子であり、モタード・ライダーでもあり、テクニカル担当のAlexが2リッターほど持ってきてくれた。何ともありがたい話です。

補充すると無事に解決に至った。

 

と、言うことで仕事は正味7時間ほどしかできませんでしたが、ひょんなトラブルから改めて大事に思われているのが分かりました。

 

そんなトラブルから時間も無くなったのでランチもキャンセルしてモデナに向かう。

モデナの目的は昨年見つけたレストランの旨さの確認の為。

そう、食べたい、旨い物の優先順位は高い。

余談

で、そのレストランどうだったというと!

やはり、前回ほど感激はしなかった。勿論、まずくはない、それどころか旨いのですがわざわざ出向くほどではないような?今度は違うメニューに挑戦です。

 

夕刻、空港について車を返却してホテルへ。その頃には最初は良く感じた車も飽きてきて運転自体も大げさながら嫌というか、面倒になってきた。やはりでかい車は好きにはなれない。

 

流石に毎回の食事の量から胃が何となく重いので夕食は極く軽くすませ10時頃にベットに。

 

翌朝、7時30分に空港向かう。

しかし、ミラノからのフランクフルト行のフライトが遅れに遅れてほぼ2時間遅れ。

つまり、フランクフルトから羽田に向かう便ギリギリの時間である。

そのミラノからフランクフルト行の便の中、自分と同じ羽田行に乗る人が2名いたが、相当タイトな時間から空港職員が二人で我々をサポート、ゲートまではなんとバスをアレンジ。してそういった客の為にちゃんと専用にイミグレーションが用意されているとは初体験でした。

しかし、これまた荷物の心配が出てきます。て、言いますか荷物はこの時点であきらめモード。

 

無事に飛行機間には間に合ったが、この羽田行も出発はほぼ一時間遅れ。が、羽田には定刻着でした。

が、しかし、羽田で降りると札幌行の時間もあまりない。しかも、やはり荷物はやってきません。つまり、余計な手続きが必要になりますからまた大汗。

 

と、ここまで飛行機の遅れ等も含めてトラブルからイライラは久しぶりの出来事でしたが、できる事、やるべき事はすべて終了できましたが改めてトラベル(旅行)の語源はトラブルって思いました。