2018年ありがとうございました

2018もtmをご愛玩頂きまして誠にありがとうございました。

 

2018発表の2019tmにはEN(エンデューロ)に加えて新しくCC(クロス・カントリー)モデルがライン・アップされました。

2T250/300にはキャブレター装備のENと燃料噴射装備のCCの二機種となりましたが共に待望のエレクトリック・スターターが装備され、結果、前年を上回り、また、仕事終わりの28日にもご予約をいただけ。本当に2018年は良い年を頂け感謝しております。

さて、tmを初めて日本に紹介させて頂いたのは1996年モデルから。

以来、数えますと2019モデルにて24世代、24年が経過。その間、tmは2回のフレームが変わる大きな節目がありました。

勿論、毎年エンジン、サスペンション等も必ずモデファイも同時進行してきました。しかし、この2019モデルも見た目の変化は大きくはありませんがエンジン、フレーム共に新時代と言ってよいほどの変貌を遂げております。

 

そのtmの進化の歴史を簡単に紹介します。

 

1996から98年モデルまではセミ・ダブル・クレードル・フレームでした。

 

最初のフレーム変更は1999年モデルにてツイン・スパー・フレームに変わります。ただ、ツイン・スパーとも、ぺり・メターとも表現されますが変形セミ・ダブル・クレードル・フレームでしょう。

 

2001年、tm初の4ストローク・モデル発売。しかもDOHCヘッド装着という当時off-roadの世界では異例のエンジンを搭載。

そのtm初ともいえる4ストローク・モデルは(特に400)雑誌テストにおいて最大級の評価を得ました。特にエンジンと車体全体のマッチングの評価です。

 

その後、2003年4ストローク250としては世界初のエレクトリック・スターター、また全機種に前後オーリンス・サスペンション(OP)装備。

 

2007年、125をベースとしながらも単純にボアだけではなくストロークまで変更し144ccエンジンを開発。

 

そして1999年ツイン・スパー・フレームから数えてちょうど10年後の2008年には現在にいたるアルミ・フレーム・マシン(アルミ・ツイン・スパー・フレーム)に変貌。

 

2010年、4T250エンジンはヘッド・デザインを一新、現在DOHCのセオリーともいえるフィンガー・フォロー(ロッカー・アーム・タイプ)に、同時にtm初のEFI(電子制御燃料噴射)を装備。

 

2012年、tmは2T125に電子制御排気バルブ・コントロール・システムを搭載。以後、翌13モデルでは144に。250/300には2015モデルより採用。

その緻密なバルブ・コントロールによってスムースかつフラットながら太いトルクとピークパワーを実現。

同時に250/300には2015モデルよりシフト・ポジション・センサーを装備。低いギャーでのパワーをコントロール。いわゆるトラクション・コントロールを2T&4T250以上に装備。

 

2019tm250/300にはエレクトリック・スターター(ES)と共にEFI(電子制御燃料、オイル噴射装備のクロス・カントリー(CC)モデルと共に同じES付きエンジンに従来と同じキャブレター装備のエンデューロ(EN)・モデルと言うきめ細やかなライン・アップを実現。

勿論、125/144も充実というかすでに究極ともいえる完成度を誇ります。

 

19のエンジンの変更にも目が行きがちですが、実のところはフレームの進化を忘れることはできません。

125/144は2年連続でフレームをモデファイされコンパクト化されました。

して250/300は今年2019にてホィール・ベースも含めて同様にコンパクト化されました。

 

それは4Tにおいても同じ。

EFI化され10年目の節目にあたる4T250は昨年デビューのコンパクトなヘッドを持つニュー・デザイン・エンジン+ツイン・エキゾースト装備。しかも、構成部品の90%以上が新設計の4Tは新時代を築きます。

完成度と言う部分で言うなら従来の250の戦闘力はとても高度なのですが、ニュー・フレームと共にそれをもしのぐパフォーマンスを見せます。

 

さてtmはエンジン屋というイメージがとても強いのですが、tmの本来の価値は高い操縦安定性を実現するフレーム&サスペンション・チューンがtm本来と言うか、tmエンジンとtmフレームそしてサスペンションの組み合わせの評価を本来のtmとして語るべきです。

 

そのtmの操縦安定性はtmの歴史そのものであり、初のtmであった96年モデルに乗った時、それまでのエンデューロ・マシンとの違いに覚えた感激、感動は忘れられません。

 

当時としても並外れた高度な車体故にそれに負けないパワー・ユニットなくして語れません。

また、パワフルなパワー・ユニットを持っているからこそ、それを上回る高度な車体が必要になって形になった。と、言い換えることもできましょう。

ですから、性能を向上させるパーツなど一切必要ありません。それはこの24年全く変わないtmの価値となっています。

そう、ストックつまり標準仕様のままで世界選手権に勝利することを可能にしているのです。

 

来期はtmと共に四半世紀を迎えます。

その間、これほど高度なマシンと共に過ごせたことをとてもうれしく、誇りに思います。

 

本当にありがとうございました。