すっかり朝晩は寒さを感じる様になり北海道では暖房器具のスイッチを入れる様になってきた今日この頃、もうじき北海道は美しい紅葉の季節になりますが皆さんの所はいかがでしょう?
また、こちらは先の地震から一月が経過しましたが未だに余震が多く中々安心する事は出来ませんが、それでも日々時は流れ秋の深まりを感じています。
さて、19tmの話ですが、やはりFiの予約が圧倒的に多い。
当初はやっぱりキャブかな?なんて感じでしたが蓋を開けると正式予約となるとFiに軍配が上がっている。
まぁ、どちらでもtmですから問題はありませんが、話を聞くと意外に皆さん悩んでいる感覚は無い。
ただ、4T300を予約された方々は急きょ新型エンジン搭載の250にスイッチされたという方が・・ま、この気持ちは良く判ります。
また、先に125を仮予約された方が250Fiと悩まれると、今までとはちょっと違う、無かった話の部分も見受けられます。
その中、良く訊かれるのは“上坂さんならどっち?キャブ、FI!
と、言う部分。
正直、tmの2TFiにはまだ乗っていませんからお答えは出来ません。して、キャブにしても新形エンジンも同じく知りませんので何ともカンとも・・が正直な所です。何より無責任に答える事は控えます。
余談
だから、キャブとFiの両方を試乗車にしたのですよ。
今までのtmの流れでいうと“何の心配もありません”っていうか“心配などしていません”
そう、今まで2Tあろうと4Tであろうとエンジンが変わって良くはなっても悪くなったことがありません。
例えば最初の4TFi。つまりインジェクションとなった最初の2010モデル。
この年式は確かに標準状態での始動性はあまり良いとは言えませんでした。
が、しかし、テスター(プラム・ツール)で点火時期、噴射時期を調整後不満は無くなりました。つまり、その為のツールが別売りながら準備されていますから単純に“始動性が悪い”とは評価できません。そうレーサー故に調整、セッテングありきです。
して、当然モデルが変わるにつれてツールもアップグレードされてきています。つまり、NEWマッピングによってセッテングすら不要になるのですから。しかもアップグレードは基本無料です。
こういう部分ではデジタル化と言うのは良い。
19tmで考えているのは使用するエンジンオイル。
Fiは世に言う“分離給油”
つまり、tmのパフォーマンス、耐久性を満足させるというか、可能にするオイルは日本で入手できるのか?と、いう部分。
一応、二種類候補がありましたが最終的にはやはりベルレイかな?
また、弊社試乗車はベルレイにてテスト開始予定。
何故悩むかと言うと、分離給油マシンは単純に混合よりオイル供給が少ない。
その中、パワーが、使用部分が同じなら潤滑油が少なくなる分離給油マシンの耐久性が劣らないか?と、何より分離給油にて使用できるオイル(レーサー使用)の性能と言うか、高負荷時の潤滑性能がレーシング・オイルとして使えるのか?簡単に入手出来て良いオイルはあるのか?が、最大の問題。
しかし、それもtmはtm racing社と言う社名の会社だったことを自身失念しておりました。
実に恥ずべき事です。
そう、tm社が一番わかっている事でした。
コンピューター制御のFiならではのきめ細かなエンジン・マネージメント。同じくECUにて制御されるオイルポンプ装備されたFiなのです。
加えて何よりタフなtmエンジンです。
それと環境性能も考慮したFiの絶対的なパワーと言うか、最高回転はキャブよりは低いでしょう。つまり、オイルに対する要求レベルはキャブよりは低い。
どうしてもという方には㊙の方法もあります。
ま、どちらでもお好きな方をお選びください。
が、間違いなく言える事として将来的にはキャブレター装着車は無くなります。それもいつなのかもわかりません。
ただ、17&18のキャブレター、キックは間違いなく“買い”。
正直、自分も余裕があれば最終型キャブ+キックのtm250は取っておきたい。それくらい完成度が高く素晴らしいマシンです。
して、最も新しいセル装備+キャブの今後というか将来も決して続く訳でもないでしょう。
秋の夜長はそんな悩み、想いに浸るのも良いかもしれません。