与太話にしろ、SNSにしても、またホームページやブログを開設されている場合は反応があるというのは“励み”になります。
前回の混合燃料についてもご意見というか、その方の思われている事、経験等のお話をありがたいことに頂いただきました。
さて、混合と言うなら使用と言うか混合オイルは何が良いのか?
と、話に当然なってきます。
そこで、と、言う前にオイルに関してはそれなりの経験はあるが人様に語るほどの知識もたいしてありませんがうんちくを一つ。
10数年前、コンチネンタルのミーテイング後、繰り出したミュンヘン市内の居酒屋にて同席したギリシャ人とかわしたオイル(良い)の話があって何故かよく覚えているので紹介します。
彼はギリシャにおけるタイヤ(コンチネンタル)とオイル(ブランドはわすれました)の輸入元でオイルの問屋もやっているという人物。テーブルをはさんで丁度真正面同士となった際の事です。
その彼と、つまりカタコトの英語を話すギリシャ人と英語を少し話す日本人+英語が判る外国人同士の意味が怪しい会話ですから100%正しいかは当たりませんが自称オイルのスペシャリストという彼が言うには本当に良いオイルと言えるのは世界に4つしかない。
それはカストロール、BP、ベルレイと・・・だという。
すいません・・・っていうもう一つは忘却の彼方であるが、確かになんとなくうなずけるブランドばかりだった記憶がある。
して、ベルレイを含めてmade in USAの良さを力説していましたから残りの一つもアメリカ製のオイルなのかもしれません。
現実にアメリカのオイルは4輪用の素晴らしいのは昔から好き者の間でも知る人ぞ知る話で自分もそれは知っていた。
そう、アメリカの鉱物油が素晴らしいとは良く聞いた。理由はベースとなる原油の質がとても高いからだという。知る限りシェブロンは有名で数百円ながら性能、耐久性は合成オイルに匹敵もしくは超えると言います。
余談
アメリカ軍が捕獲したゼロ戦にオイルとガソリンをアメリカ製に入れかえたらとんでもなく性能が向上したというのも有名な話。
ただ、何を根拠に良いとか、悪いとか?の判断基準は全く分からない。
化学合成が主流の今の時代、鉱物油と言うと“古臭いイメージ”が付きまといますが、一説には良いベースオイルが産出されない故に化学合成が。と、言う話も聞いた。
ま、自分の知識も聞きかじりの程度ですから如何して化学合成が良いのか?また、鉱物油が何故劣るのか?は正直判らない。と、いうかいつも間にかそういう認識を刷り込まれたのでしょう。
余談
実際、tm本社というか、ファクトリーが使用しているのはベルレイの鉱物油だったのを確認したことがあります。また、ハードなレースにはこっち(ベルレイの鉱物油)が良いなんて話も聞いた。
でも今の時代、この日本では合成オイルが主流ですからレースに使用できるような良い鉱物油など探さないとなりません。もしかしたら日本では入手できないかもしれません。
と、言うか合成オイルを指定しているのにわざわざ探してまで指定していない物を使用する理由もありません。そう、なくて困っている訳ではないのですから。
でも指定オイルを使用したいが入手できない。
そう、現在tmが指定しているのは“バーダル”というブランド。
しかし、日本では入手できない。バーダル製品は輸入されているがtmに使用できる製品は輸入されていない。
一度、バーダル輸入元から連絡があってtmに必要な油種を尋ねられた。
一応お話しさせていただいたが聞いた価格では非現実的でユーザーさんにはお勧めできない。
また、バーダル側もそう感じたのか?以来連絡も来なくなったので従来同様に“ベルレイ”を推奨させていただいている。勿論、弊社の試乗車にもベルレイである。
余談
今の時代2T用のオイルって需要の減少からでしょうか?種類が激減して価格が上昇した感じです。
実際、ベルレイに安心感を感じています。それは2Tにも4Tにも同じ感覚。
余談
実は初めてレースに参加して40年経過していますがその最初のレースで使用したオイルもベルレイ。して、その時のオイルが40年を経て未だにカタログにラインアップされているのは正直驚いた。(ちなみにMC-1)
やっぱり歴史があるというのは信頼感が違います。
余談
別にベルレイの回し者でありません。また、特別な扱いを頂いている訳でもない。良いか悪いか、tmにとっては?と、訊かれたら今の日本では自分の実績からもベルレイを推奨する。また、今のバーダル指定の前はベルレイを指定されていたのですから。
他がダメ等と言う話ではありません。が、すべてのオイルを試すことのできません。
但し、外車には国産のオイルより外国製がマッチしている感覚はあります。
オイルも混合比同様に推奨以外のオイルのご使用は自己責任でお使いください。またはtmを良く知っているお店の推奨するオイルでしょう。
また、オイルは今や潤滑剤の役目だけではなくチューニングパーツと言う部分も感じるほどフィールやパワーに影響を与えると思います。
変な物を食べてお腹を壊しても知りませんのであしからず。