先日、何気にTVを見ていると2230万のピアノと中古の8万のピアノの音の違いが聴き分けられるか?なんて番組が流れていた。
そんなの明白でしょう!と、言えないのが音という感覚の罪作りな部分。
実際、我が家のTVのチープなスピーカーでは8万のピアノの方が私にはよく聴こえたが。
余談
もっとも自分の耳も当てにはならないのですが・・妙にはっきり聞こえる方が良く聞こえましたマジで。
さて良くオーディオの話をしますが、オーディオも同じで3万円の装置と30万円の装置の音の違いが判るか?
もし、判ったとしても10倍も違う価値があるのか?って、いうのはそれこそ人様々ですが音と言う感覚的な違いというのは本当に難しい。
また、実際、組み合わせによっては価格的に安価な装置でも良い音楽を実際に奏でます。
実際、高価な装置が良い音を奏でるとしても、その価格差程の価値を見出すのは難しい。
余談
まして人にはそれぞれ好みがある。物にも人にもすべての好き嫌いはありますが、大事なのは“好きだからと言っても自分に合う”とは限らない事。
まして8万のピアノだって演奏者が一流でキチンと整備されているなら十分聞く者を感動させてくれるでしょう。
少なくとも下手糞な素人演奏家の奏でる2230万のピアノより。
そう考えるとバイクも同じですね。いくら古い、安いバイクでも乗り手が良ければそれなりに走るでしょうが、いくらマシンが新しくて良くとも乗り手に問題があれば勝てない。
ただ、バイクの場合は乗り手がその良さ、優位性を理解、または気が付かなくともライダーに対する安全性では違いはでますから最新鋭できちんと進化されたマシンから受けるメリットは明確にある。
と、改めて物の価値の違い、判断の難しさを感じた。
だって2230万円と8万円ですよ。ざっと280倍もの値段の違いです。
最もいくら違いが判っても2230万のピアノは買えませんが・・ま、8万円も同じで持ち腐れ!って、いうか、ピアノ弾けませんからね。
さて、中古車をアップしましたが、その中の144のフォークを弄ってみましたが、冬場だったので試運転が出来ずにいたのでアップついでにやっと試運転。
17と18ではセッテングは同じだが中のフリクションが違う訳ですが、乗り味は随分違う。
私くらいの体重なら別にどちらも苦になりませんが軽い方なら18のフォークに感動するでしょうね。
また17であればカタイと評価されるでしょう。と、言う事で今販売中の17の144のフォークをちょいと一ひねりついでにフルードを交換。
ホーッっていうくらいに変わりました。
まだ微調整は必要、また本格的に走ってみないと判りませんが大筋正解って感じです。
一般的に言われるよく動くというか、入りすぎるというか、ソフトすぎるサスではなくピシッとダンピングが効いて動くサスです。
闇雲にソフトスプリングだとか、下手な改悪というか、良く動くだけのデチューンにお金をかけるより、ダンピング調整が装備されているのですからきちんと自分のマシンを整備、セットアップが近道です。
最近、本当におかしい。自分が古いのか?判りませんが、最近の方は見ても信じない、経験しても良さが判らない。
ご自身が好か嫌いか、良いか、悪いのか、合う、合わないも判っておられないような・・・気がします。
おまけの余談
今回の旅で出かけた一つがモンテ・カルロ。通称モナコです。
モナコと言うならF1もそうだが007と言った映画でも有名な“カジノ・モンテカルロ”。
その玄関を背にして右側に“カフェ”がある。
そのカフェで道行く車や人たちを眺めながら、優雅にお茶するのが長年の夢でしたが先月、熱、痛みをロキソニンで押さえながらその夢をかなえてきました。
普通のオープン・カフェですが入店するにもチェックがあるし、そのセキュリティーも皆タキシード姿で敷居が高い。当然、お客たちも“セレブチック”に見えます。って、いうかとても絵になっている。また、ちょっと格調が高いというか、違う空間の様で好き。
その中、モナコはチップの国は知ってはいましたが・・。
実は、その前にレストランで食事した際の支払いの時、伝票に表示された金額を払うが、なんと受け取らない。つまり、チップを忘れたためですが、普通、大体20%のチップが必要らしい。
20%とは大きな話で70ユーロの食事代なら100ユーロ札で支払ったら“おつりが出ない”事をも意味するのでしょうか?と、ちょっと悩んでみました。
で、カフェでの支払いが12ユーロ、だからドキドキしながら15ユーロを支払った。すると無事に格調の高いウェイターの笑顔に送られました。
良かった10と5ユーロ札があって?
チップで暮らす人もいるという事ですが、我々サービスは無料!と思っている日本人には中々大変です。その後、さりげなくチップを渡す事が出来る気持ち良さにもまた驚きました。マジで!
モナコの絶景
