ありがとうございます

先の与太話に対してお電話&メールにてお見舞いをいただき本当にありがとうございます。おかげさまで病名も判りまして治療開始後、劇的に回復しております。これほどの体調不良は人生初の為に自分でも相当落ち込んでいましたが今は体調に合わせて日々の業務をこなしております。

 

さて、先日20年前の外国製EDに乗ってみました。(tmじゃありませんが)

時代が違いますから、単純な比較は出来ませんが、林道位ならやはり本格的EDバイクと言うのは時代を超えて楽しめます。その時代のメーカー、メーカーなりに頑張って開発している訳ですからね。20年前でもレースは別にして山遊びなら十分。

 

思えば20年前と言えば、くしくも各社マルゾッキ・マグナム45(及び50)+オーリンスシングルと言う組み合わせが当時のエンデューロマシンの定番。

しかし、同じマグナム、オーリンスでも各社それぞれ仕様は別々。例えばインナーチューブ(当然アウター)の長さも違えば、メッキの質も違う(錆が出る、出ない)、オイルシールの材質(シリコンと一般的)違えば厚み(8.5と11mm)も違うなどそれぞれの性能、またはコストに各社大きく違いました。確認はしていませんが内部シム構成なども違っていたと思う。

 

また、オーリンス。

リザーバータンクの容量も違えば、大きさ、形状も違うし、ロッド径も違う。はっきり言ってコスト、クオリティーはメーカーでかなり違いましたが直接比べないと中々見た目は判らない。

 

でも、一般的にも、カタログスペックも同じ“マルゾッキ&オーリンス仕様”となる訳です。

 

当時は同じサスペンションなのにtmの価格が他より高い。と、随分指摘されました。

それはそうで、内容が違う訳ですから当然なのですが、一般的には判りません。まして一々説明する訳にも行かない。下手に説明すると悪口に取られました。

一見して判らない仕様ちがい、性能、クオリティー違いというのは罪作りですよ、本当に!

今のKYBもそうですが、当時からtm販売店その製品の中で最もハイグレードであり、かつtmに合わせた仕様のサスペンションを装備していましたから。

つまり、今も変わらない悩みです。

 

90年初頭からヨーロッパでは標準サスをマグナムに換装していた。乗るとその作動性の高さ、しなやかさから個人商店ながらマルゾッキ・マグナム45を輸入。マルゾッキの性能の高さを日本でも実際に体感し、さらに販売、整備などしていました。つまり、各メーカーは標準装備のはるか以前からマルゾッキ・マグナムには親しんでいた。

その関係から以前のマルゾッキの補修部品などを90年代後半までtm純正と共にマルゾッキ純正品を供給。

でもそんな事も仕様も各販売店さんなどは当然ちがいなど知りませんから、当方に部品を注文されます、結果、サイズや材質違いが判ったのです。

はっきり言ってtmの部品が最もグレードの高い物を使用していました。ですから他コストダウン仕様には合うはずもない。

例えばシールはtm用はシリコン(青色)でしかも11mmでしたが他社と材質は別にして8.5mmでしたからのシールに互換性などあるはずもない。

 

それは現在のマシンも同じで参考までにtmのフォークボトムクランプをご確認ください。

補強リブが入っています。

 

 

さて、ちょっと珍しいので紹介します。

今エンジンOH依頼から分解整備しているtm125のシリンダーの画像です。

 


排気量は違いますが、A左側が標準シリンダー、B右のシリンダーは当時の“ファクトリー・マシンと同様のポーテングをされたスペシャルです。まるで戦闘機のプロペラの様な優美な曲線を描くリブと仕上げの美しさがお分かりかと思います。

標準と違いは僅かに見えますが(実は標準のレベルが高い)、そこに至る過程の職人の経験、技術力の高さを確認できます。

余談

こんなのいくら欲しくとも一般人は買えませんよ、普通。

 

当時、tm本社に同行された方がファクトリー仕様の製作をみてどうしても“これが欲しい”と、いう事で日本には2台だけこのファクトリー・シリンダーを搭載された125を入荷。

ファクトリーなんて簡単に言っていますが、実際は簡単に制作してくれません。だって、技術(秘密)が外に放出されるわけですから。

ま、そこはtmと長い付き合いですから、何とか・・。

 

何が違う?

排気音の低さと低速トルクの太さには驚きました。

一度、そのユーザーさんとの山遊びの最中、他のバイクがエンジントラブルから走行不能になり、そのバイクを牽引しましたが牽引状態もまま、坂の途中の再発進の時の驚くほどの粘りと再発進に簡単さは鮮明に覚えています。

また、同行した144を超えているトルクを感じさせたのです。実際、144の音より低く迫力がありました。

 

と、言う事で久し振りのバイクの話題からシーズン開始ですね。

デリバリーは一段落しましたが此方はまだちょっと早いので4に入って即試乗車を放出しようと思っています。4月中の税込み価格とし内容、状態からお得だと思います。