文化

昨日(23日)、朝一番からトシさんより電話。

イギリスのモーター・ショーに出かけられた話をホボ1時間。

その中、30年ぶり、40年ぶりに以前から知り合いの人たちより声をかけられた。と、感激した話を。また、あまりの日本との違いに今更ながら・・。

ま、、その当時トシさんと同じ様にモーター・サイクル、もしくはレースに携わった方々も今尚モーター・ショーにやって来ている。と、言う事になります。

 

現役をはるか昔に終えたモーター・サイクル・ファン、ライダーまたは選手だった人々が年に一度集う。

それは昔の仲間に会う為?と、言うより会えるからでしょう。共に青春というか情熱をもって取り組んだモーター・サイクルの元に集う。

正に文化と言えるでしょう。

 

思えば以前ロンドンを訪れた際に泊まった宿が、昔ホンダレーシングのチームが定宿としていた所でした。。

そのリビングには本田宗一郎氏から頂いたという実筆の“ありがとう”と書かれた書が掛けられおり、また日本のインスタント食品が並べられていたのを今でも鮮明に覚えている。

また、その宿のご主人のガレージには旋盤などの工作機械や工具たちの他に古いマシンが今にも走り出せそうな状態にて保存されていた。

余談

その宿の娘さん。当時は日本のJTBに勤務と言っていましたが、とても清楚で私の向かいに腰掛けました際、時折スカートの裾を引っ張るしぐさが可愛らしかったのが印象的だった。

 

また、同じくモーター・サイクル・ファンとして紹介されたその宿の近くに住んでいた老夫婦の家を訪ねると、なんとご夫婦で参加されたISDT(現在のISDE)やSSDTでのバイクにまたがった走行写真を見せていただいた。って、言いますかリビングに飾られていた。

過ぎ去った遠き思い出に思いをはせる。きっとその写真をみるとタイムスリップするのでしょう。

 

思えば数年前の事である。

一年の間をおいてEICMA&tm本社を訪ねた際に“ハジメ、何故昨年来なかった?”と言われたことがあってとっさに“身内の不幸があって”と、言い訳をしたことがある。

実際、ウソではないが、え、そんな事聴くんだ?と、思った事がある。

 

つまり、モーター・ショーは出店者の為でもあるが、そこに集う人々の集会所というか、集いの場でもある。

余談

それこそトシさんほどではありませんが、今の商売の始まりであったKTM時代からの知り合いというならキニガドナーとフランコ(フランコ・アチャルビス)ですが、ショー会場で合えばキニのブースもしくはKTMのブースに誘われそれこそレッド・ブルをご馳走になるわけです。して、そこには以前からの顔見知りの大昔のKTMのドイツ・インポーターをはじめとした昔の各国インポーターたちの顔が、して、お前は今何してる?トシは元気か?と、言う会話になる。つまり、今は仕事としては何も関わってはないがショーにはやってきます。

また、合えば大体いつもフランコには夕食に誘われます。

 

残念ながら国内のモーター・ショーにはそういう文化は見られない。と、いうか感じられない。

数年前、札幌で初めて開かれたモーター・ショー出かけてみてヨーロッパのショーとの違いに唖然とした。あまりの出展者というか主催者目線というか、見せてやるって感じしか感じず“白けてしまった”というか“スマート”じゃないなと、言った方が正しい。

当然、以来出かける事はありません。

 

思えばレースイベントもそうです。

年に一度のお祭りみたいで主催者も参加者も愉しく和気あいあいとし、それこそ年に一度会う仲間と集う場であった。

しかし、今はもっとも歴史あるHTDEとて初回から顔を見てわかる人は数える程というか極まれである。しかも役員?というか、それもその仕事がなくなればその場でも会う事はない。私に未だに出かけてはいますが、本州のユーザーさんや知り合いの為である。タブンtmから離れたら出かける事はない。

って、言いますか”未だに・・”と、言うのは今でも正直出かけたくないのが本当。

そういう、超越する想いとか“何か”が足りないのでしょう。それは多分自分の心の中ではなく外的要因だとおもう。

 

これじゃ、いくら歴史を語っても、また年を重ねても文化になんぞならない。

悲しいけれどいまだに日本はモーター・スポーツ後進国。特にオフはこのままじゃ救いも将来もない感じ。

 

話しは変わってヨーロッパには(多分国は関係なく)村とか町のサイズに見合わない程の立派なホテルを良く見かけます。もしくは“大きめのレストラン”がどこに村にもある。どうしてこんな大きなホテルが?

と、以前、気になって聞いて見たら“金曜の夜には村人が集うのさ。だからどんな町にも人が集まるホテルや大きなレストランがある”

と、答えが返ってきた。コレモ昔ながらの風習であり、文化なのでしょうね。

 

それと以前もしましたがイギリスで感動した話。

地下鉄にてロンドンの中心に向かう際の車内での出来事である。結構、ガラガラ状態の中、車内の隅の方で女子中学生の一団が大騒ぎ状態。

早い話、迷惑なほどうるさい。

当初は黙っていたが、際限ないので咳払いなどで注意を促したが、それでもその時は多少収まってもすぐにまた騒ぎ出す。

すると、ちょうど私の正面に腰かけていた紳士がいきなり彼女たちに注意を始めた。少々声も大きかったがそれで以後ピタリと収まった。

してその紳士は私の顔をまっすぐ見て“日本でも同じでしょう”と、言いながら片目を瞑ってみせた。

 

別にヨーロッパにかぶれている訳でもなく日本が、日本の文化が、女性が大好きな自分には歯がゆく思うのです。

 

昔の写真でも引っ張り出したくなりましたね。