暇つぶし 5

そこから毎月の様に韓国参り?が始まった。

確かに面倒というなら面倒で経費も掛かるが毎回が未知との遭遇というか、毎日の様に新しい出会いがあり、何が起こるかわからない刺激的な面白さは冒険の様と、中々得難い体験の日々でした

ま、勢いと言ったほうが正しいかも。

しかし、“話し合いの為の話し合い”が、非常に多くて全く話が進まない。下手すると“話し合いの為の話し合いをする話し合いか!?”状態と同じ話の繰り返しになる。

とにかく話し合いの為の話し合いで酒を飲むのが文化?なのでしょう。これも下戸の自分にはイライラでした。

 

その時点ではバイクを送ったとしても商売になるかも判らない。

何故なら排気ガス規制が厳しくてナンバー取得は容易ではない。反面、山しか走らないからナンバーはなくても大丈夫、真顔でナンバー何か無くても町中も走れる。と、言ってきます。“いやそれはまずい”というと検査は検査官を買収すればよい?なんて言い出す始末・・・。

また、ガス検査を20万円(日本円で)請け負うという人物もやって来た。

話しの途中、ノイズ試験の話からレベルはどうやって確認する?と尋ねたら自分の耳を指さした。

と、更に全く話にならない話も目白押し状態。こんな話にならない話の為の話し合い?も多い。

 

実際、ナンバーなしのバイクはゴロゴロ走っていましたが、我々から見たら、だからって!です。と、言うのは捕まらなければいい。逃げればよい!的で、その時良ければ良いという発想。

 

更に輸入時二輪に関わる諸税の合計が約25%と高額。

しかも当時はローン(バイク)が無い。

して、当然tmに限らず他の日本車にしてもヨーロピアン・エンデューロも高かった。

つまり、ヨーロピアン・エンデューロを購入できる=外国まで出かけてレースができる相当な金持ち?となる。でも、そう言う人々は首都の中でも極々僅か。

つまり、法規制+面倒+経費+高い税金+高価格+文化を考慮したら“韓国でtmを売るのは”ちょっと無謀”と、思えます。

余談

って、言うよりバイクに限らず商売自体がとても難しい。始めるのは簡単だが継続させる、利益を出すなんて本当に難しい。(その前に嫌になる場合も多いが・・)

 

そう思い、感じながらも韓国エンデューロチャンプ(以下A)のお店をベースとして先のJ(自称、名士で金持ち)を含め友人達がtmビジネスを助ける。と、なって試乗車を送り試乗会を開催する事になった。

 

現金で購入できる“韓国の名士グループ”をJの人脈でAに紹介する。と、いう事で販売を進める方向なのが判ってきた。

実際、どんどん地元名士?が日を追って周りに増えて来て目先の愉しそう、面白そうですが何か危険も感じていましたが“気が付かないふり”をしていたかもしれません。物事、勢い、流れというのは一旦動くと簡単には止められません。いや、もしかして止めたくなかったのかもしれませんね。

 

余談

前後するが紹介された韓国人の名士というのがテゲロ(ソウルのバイク街)の不動産王、新世紀デパートの御曹司、日本でも有名な焼酎会社の社長、全韓にあるスーパーマーケット(Eマート)のナンバー2、ある商品では韓国一の会社の会長で大統領の側近、台湾製自転車の大手輸入元、さらにいつも全身“グッチ”に身を固めた自動車販売店の社長等々。そんな彼らとソウル・クラブという各界の名士、金持ちしか入会できないソウル市内にある会員制クラブでの食事会etc,etc・・。

して当然のように彼らの車はポルシェ、レクサスそしてベンツ、BMW 等々。

 

例えば今夜、飲みに行くので8時に迎えに行くよ。と、Jから連絡が来る。

するとメルセデスにて“運転手”が迎えに来て一路江南(カンナム)に。

一人前5万ウォンを超える見た事もない、訊いた事もない焼き肉を堪能した後はいかにも的な高級クラブへ。

余談

何か、白っぽかったような?気がしますがとにかく抜群にうまかった。の、は覚えています。

 

してホステスは“ほーっ”と、二度見するような美人ばかり。(整形でしょうが)

ほどなくして、好きな子を連れて行っていいよ。と、耳元でささやかれる訳です。

 

また、先の大統領の側近という触れ込みのとある会社会長さんに食事をと自宅に招待された。

名前は忘れたがソウルの高級住宅街の自宅はガードマンと番犬に堀の中をガードされた豪邸。そこに日本料理のシェフまで呼んで我々(後で紹介しますが日本人ライダーのM君と私)の為に出張調理をふるまわれた。

特に金箔に覆われた“天婦羅”は初体験でよく覚えています。特に旨いとは感じませんでしたが。

 

二度目の食事会のお誘いは高級“すき焼き+カラオケ”。

そこで“何を私にさせたいのだ?”と、確認すると最終的な目的はヴェスパを輸入させたい、道を付けさせたかったみたいです。すでに輸入元があるでしょうと断った。当然、食事会はそれっきりです。

余談

確かに財界人名士ばかりなのでしょうが、随分薄いというか、軽いというか?・・。

 

また、会社を設立した直後から上記の面々もそうだが、仕事に関係のない様々な人達からも食事などの誘い、招待を受けた。一体、どうやって弊社を知ったのか?ほとんど謎ですが・・。

理由?

外国に会社を作るなんて相当な金持ちと思われた。そうゆう日本人を知り合いに持ちたい。部分もあれば状況によってだます、利用するのが目的でリストが流れるのでしょう。

 

ある人に言われました。良くハニー・トラップに引っかからなかったね。と。

はい、幸いにも家内と一緒でしたから。もし単身でしたら私など高級クラブ一晩で簡単に引っ掛かり身包みはがされていたでしょう。

 

以上も本当の話です。ウソも誇張は全く入っていません。むしろ足りない位の事実です。

 

試乗会にはびっくりするほどの人数が集まってきて大いに期待しましたが、思えば試乗会は無料で弁当付き、そして景品(この時はtmのTシャツ)付きです。更に試乗会終了後の夜の宴会付きですから考えるまでもなく集まって当然です。

見た事もない。乗った事のないイタリアのマシン、しかもオーリンス・サス付き。更にTシャツも貰えるし弁当、宴会もあるのです。

余談

でも、あの日の朝食べた“キンパ”は絶品だったな~!

 

これがあの国の商慣例でもあると聞かされたが、我々から見たら過剰な接待、奉仕に最初はマーマーと、また郷に入れば郷に従う。気持ちでしたがその内勘弁して状態。(されるのも、するのも)

 

誰がお金を払ったか?

それはバイク、輸送費、Tシャツと宴会代は弊社。後は韓国チャンプとJが払ったと聞きましたが、実際は判りません。

後で判りましたがチャンプはJの子分の様な人物。でも、チャンプ自体もJの様な金持ちと知り合いになるのがステイタス?だった。そう、相手かまわず利用しあう様です。

 

余談

タンベ・ハナ・チュセヨという言葉がある。

意味は“たばこ一本ください”と、言うのですが、なぜか?“たばこ”を吸うと次から次に集まってきてタンベ・ハナ・チュセヨ攻撃で一箱位あっという間になくなる。

また、拠点にしていたバイク屋さんでも同じ、タバコを吸うと必ず“タンベ・ハナ・チュセオ?”攻撃とまるでGive me chocolate 状態。

本当に不思議で日本の“たばこ”だからでしょうか?

でもマイルドセブンは韓国でも販売していた。

以来、とにかく“たばこ”は韓国人が沢山いる前では吸えない。と、いう認識となりました。

余談

どうも“自分は買うかもしれない客だから”タバコ位は当然と、言う意識みたいである。

“買うかもしれない”と、いうのが中々味噌ですな~

 

しかし、一筋縄ではいきませんでした。

後日レースに出かけた際、車の中に袋に入れて隠しておいたマイルドセブン4箱がレース終了する間に無くなっていました。そう、勝手に物色して持って行ってしまう。それこそ“煙に巻かれた”ようで毎回の様にこの有様ですからそれは憤慨しますよ。些細な事ですが、この些細なイライラも毎日の様に起こります。