18tm125のインプレ補足

まず、排気音。
 始動から走りだす音は250とって過言でない程、太く低い。


して回転が上がるにつれて金属音が加わります。低速から中速にかけては低音と高周波が混ざったような迫力から高速では実に気持ちのよいカンツォーネをスロットルワークに同調して高らかに歌い上げてくれます。
勿論、従来のtmミュージックの流れですが迫力を増してきている。
理屈は如何でもとても良い音!しかも快音、快感からツイツイ余計に“スロットルをあおったり”してしてしまいます。

 

しかし、排気音まで語れるなんて流石にイタリアン。

今回、同行、試乗を希望された方が全員tm125オーナーにも関わらず同じ印象を語っておられた事を特筆します。

 

して、50㎞程の山を走りました。
当初、まだ固くなじんでいない印象が付きまとっていましたが40㎞を過ぎるころからサスペンションも動くようになりましたのでちょっと調整してみました。


最終的にフォークの圧側を標準から2クリック、伸びを1クリック弱めました。
Rのtmショックは圧を1クリック、伸びを2クリック締めました。
この状態で比較的遅いペースの範囲でよい感じですが、まだ本来の性能を感じるには乗り込みが足りません。

 

それにしてもこの18tm125は“軽い”って一言です。
軽いハンドリングもそうですが、負荷がかかっても軽やかに回転を上げるエンジンがその印象を更に強めてくれます。
して取り回しもそうですが、乗り味その物まで“軽い”のです。年式違いのtm125とて年を経ていたとしてもアルミフレームであれば十分軽い。


やっぱり125は軽くていいな~。って、感じさせますが、今までのそれを凌駕します。
まるでミニクロスって言えばよいですか?元来軽いマシンが更に軽くなった!って表現は中々難しい。

とにかく今までの125をしのぐ軽さを感じられるでしょう。

それとコンパクトが更に加速しました。

例えば従来125/144はtmマシンの中で最も軽い関係からシート高が高かった。
しかし、18tm125は確実に感じるほど“足つきが向上”しています。足の届かなかった“私が言う”のですから間違いありません。

 

余談

今回の試乗で迷子がでました。全員で探してもまた迷子になりかねないので一人で探しました。

バイクに問題(後述)を抱えているに加えて地理に明るくない方なので気持ちが焦っていましたがtm125はその焦っている気持ちをカバーすてくれる安心感を常に与えてくれました。


軽さは走行に自信を与えてくれます。また、自身は余裕につながる。余裕は気持ちにも良い影響を与えてくれる。


 余りにも広く道が多岐なので探し出す事は不可能でしたが幸い進入されたルートが下山ルートらしく隣町に出たという一方があって事なきを得ましたが、何より心配だったのはその方のバイクはセルだけでキックが装備されていない。

しかも、バッテリーが完全にダメな状態という。また、走り出す際に押掛けしていた為、もしエンストしていたら自力始動は無理なので気が気ではない。
先の日高の件(バッテリー上がりからリタイヤ)もありキックの装備されていないバイクは万一の事を想定すると考え物です。

 

18tmの変化とは。
フレームの軽量化はその効果を明らかに感じました。この軽さは体験しないと理解は不可能。
また、フォークです。

フリクションを低減したというがそれも明らかに体感します。

従来KYBよりヨーロッパチックというかマルゾッキみたい。

よく動き、軽快ながら不安定とか振られるなど微塵も感じさせなません。フィールも上々。

 

加えてエンジン。
ポートタイミング(新シリンダー)の変更によって得られたこのフラットなトルクと軽快でフリクションを感じさせない回転上昇はtm125を新たなというかより高い次元のマシンと成った。
とにかく“全てが軽快”
このマシンの出現は今後のマシン開発の指標となる。

何故なら世界戦をこのままで戦えるマシンそのものだから。

つまり、世界の流れを感じて開発しているから他なりません。

 

250FIもそうですが、乗れば確かにtmである。しかし、18は明確に従来tmとは違う。

この”軽さ”という進化は新たなる時代を想像させます。軽々とした回転上昇に惑わされがちですが高めのギャーの使用を現実にする圧倒的な低速トルクに気が付けば驚嘆するでしょう。
そうtmはエンデューロを戦うレーシングマシンです。

22日にも試乗希望の方と山に出かけますが、本当なのか?乗ってみたいと思われるならぜひお乗りください。大歓迎します。

 

tmを知らずにtmを語る事は出来ません。

一つのマシンがすべてではなく、はるかに高度なマシンがある事実。


百聞は一見にしかず。と、いうことわざがありますが正にそれです。

tmを知らずにエンデューロマシンを語れません。