tmを見た

8月にクロスパークでおこなわれたハードエンデューロに最近型のtm250が出場していました。

中でもコース一番のハードヒルクライム(限られた人しか上がれそうも無い坂)で4台ぐらいしか上がれなかったのですが、tmだけは他の2STとは音とエンジン回転が違い無駄な土堀もあまり無くスルスル上がって行きました。

ライダーも上手なんでしょうが、これほど違うバイクだとは正直ビックリしました。

先日、部品をご注文いただけた際に書き添え頂いた文面です。

 

上記の状況をご覧になっておられたご様子ですが、その方自身tm250 tm250F tm250FIと、tmをお乗りいただいている方ですが、例えtmユーザー様にも新たな発見、喜びを見せてくれるマシンなのでしょうtmは。と、言いますか改めてtmならではの性能に驚き、新たな発見をされたご様子。

 

即HPに掲載しようかと思いましたが、オーナーさんは誰?ライダーは?と、確認したく、会場の近くにお住いのtmユーザーさんで、尚且つこのようなハード系レースに参加されている方を思いついたので確認してみました。
すると。


出ました。
表彰台の端っこですが


と、返答がやってきた。そこで“見ていた人が褒めていましたよ。tmも含めて”。と、返信したところ。


一番遅い速度で登ったらしいですね。
あんなにゆっくりでなぜ止まらずに上がっちゃうの?と。


そんな返答を頂きました。

まさしく“判る人には判る”って感じでtmの本質、エンデューロマシンの価値を表現されたように思います。

今までも新型デリバリー後、時折新しくtmユーザーさんとなられた方からtmに乗って驚いたと言ったお褒めなど印象は頂いておりユーザーズ・ヴォイスとしてHPに掲載しようかな?と、過去には掲載した事もありましたがやはり価値が判る方でいいや。なんて最近掲載は控えておりましたが、この様にtmユーザー様、まして複数を乗り継いだ方でさえ他の方が操るtmの走行シーンにtmの本質を、改めてtmならではの走行性能を表現いただけた希少のお言葉だと感じて紹介しました。

 

ちなみにこのレースを戦っていただいたライダーも1999年型tm250以来からtmユーザー様であり、以来3機種5台。そして現在も2機種所有されておられる方で“tm乗り”と称して良い方です。

 

ただ、思うにこの評価、ご意見から改めて“正しくtmを評価されていない”部分にも気が付きました。
特にエンデューロ・レーシング・マシンとしてのtm。そして走行性能、フィーリングです。


つまり、本来のエンデューロマシンとは?と、言う部分に行きつきます。

一寸、遠廻りになりますが、現在の環境問題から本場ヨーロッパのエンデューロは移動もコース上でも難所は減り、従来の走破自体が難しかったコースが路面や環境を荒らさない為にも走破その物が簡単なレイアウトに変貌。

結果、マシンも従来とは変わっていました。それは例えとしてエンデューロマシンでなくともモトクロスマシンは勿論トレールでも走破できる程に。


 しかも、テスト自体がコースチックですからモトクロスマシンをわずかにモデファイするだけ十分対応できるのも確かに言えるから改めて専用マシンが必要なくなった。

 

従来のエンデューロマシンというと簡単にはまず“低速トルク”であったり“粘り強さ”がその価値のすべてのように言われていましたが実際は低速に加えてモトクロスマシン並みの高速パワーも兼ね備え、更に強靭なフレーム、高剛性でありながらライダーが長距離走行に耐えるしなやかなサスペンションを持っていました。


ですから従来とて見た目はモトクロスバイクに近い物でしたが中身は意外に手間暇というかモデファイされていました。
言い方を変えるとモトクロスマシンを未知のオフロードの長距離走行用にモデファイとも言えるでしょうか?

 

でも実際は単純に低速トルクが多いというより、エンジンのパワー、トルクを含めすべてのライダーの意思に忠実なコントロール性能が高いのが今も昔もエンデューロマシンと言えるでしょう。

 

誰も登れないような急坂を止まるような速度で余裕をもって登る。
ライダーの能力は確かに大きい。でもそのテクニックを生かすも殺すのもまたマシンの能力なのです。

 

冒頭の感想はtmはそういうマシンである証明をされたようでとてもうれしい話でしたので◎。