内燃機関と共に


先日、tm2018が発表になりました。
レーシングを名乗るtmには極当たり前ですが、きちんと進化していることに驚きを隠せません。

何故ならイギリスも2040年からガソリン、ディーゼルの自動車は発売できなくなります。

ドイツはより早くて2030年だと記憶しているが他のヨーロッパ諸国も同様と遂に内燃機関の乗り物である車等身近な物から無くなる時代の入り口と言える時期です。

 

そういった記事を眺めて改めて“良い時代に生まれたな~”とシミジミ感じる今日この頃です。
それは今、現在というか、18tmの詳細でも我々が入手できる内燃機関は進化、そして完成に向かっている最終モデルに立ち会えているのですから。

 

そう車やバイクそしてエンジンが付いている物が大好きな我々、我々世代には思えば黄金時代、つまり進化過程と共に生き、そして完成形ともいえる現在のエンジンを見て触れる事が出来ています。


しかも最高峰と言えるレーシングエンジンであるtmエンジン、モーターサイクルに触れられるのは好き者にとっては望外の幸せでしょう。


補足
GT500とかの一品物のレーシングカー、ラリーマシンは普通一般人には触りたくとも縁のない世界。
一般人が入手でき、普段から接する事が出来る最高峰のレーシングエンジンの圧倒的なパワー、フラットなパワーデリバリー、シルキーな回転フィール、天井知らずの高回転の伸び、快音というか快感を覚えるサウンド、そして価格等何を取ってもtm以外にはないでしょう。(2018モデル現在)

 

しかし、そんな生粋、純血統のレーシングエンジンも時代の流れによって遂に入手は難しくなる様です。
それは上記のようにメーカー自身がもう製作しないからです。あと数年は大丈夫かもしれませんが、本当に僅かな先の話ですし、何より先の事は誰も判りません。

もしくは制作してもレーシングなど名乗る事などできない程デチューンされたものかもしれません。

 

また、自動車です。
1973年、昭和48年規制から始まった排気ガス規制によって“骨抜き”を心配し規制前の車輌購入に“焦った”記憶がありますが、それが今の技術によって当時を大きく凌駕する素晴らしく高性能な自動車を可能にしています。


余談
思えばあの頃は“オネイサンと車”しか頭になかったです。

しかし、現在はハイブリット、電動に代表されるように内燃機関とモーターを組み合わせて排気の少ない。

もしくは排気自体が無い自動車に移行してきます。

 

究極の環境対策車として排気ガスを出さない電動化が後10年程の未来にやってきます。
してその頃は“運転行為”自体も自動運転となってきます。

すると“fun to drive”と、言う言葉自体も死語になっているでしょうね。

 

電動は電動の愉しさはあるでしょうが、おもちゃやプラモの電池のなくなるにしたがってパフォーマンスがさがる淋しさ、悲しさと内燃機関の進化と面白さを実体験している我々世代の好き者には“電気自動車”というか“電池自動車”には期待が中々できません。

 

さて自動車の未来はなんとなく想像できるがバイクは?
同じく“電動化”になるでしょう。しかし、電動化は自動車同様に好き者には甚だ懐疑的です。
それは?と、言う前に。
Quantya”って覚えておいででしょうか?
スイスの電動オフロードバイクです。アメリカのZEROに並んで10年ほど前から市場に出てきています(日本は別)。
実際、将来の事を考えてZEROもしくはQuantyaに興味もあって共にそれぞれ比較した結果Quantyaが良さそう。と、情報を集め、実際に製造会社とコンタクトをとって話し合いと試乗を兼ねてスイスの製造会社を訪ねました。

実際に走ってみました。
さすがスイス製でありダートバイクとしても自分の中でも期待以上で興味は尽きなかったが、問題は価格。
当時のレートで単純に換算すると日本円では120万(工場出荷価格)という値段。
その場で即決、即サンプル購入のつもりでしたが、価格+条件から取り扱いは保留。

帰国するまで日本にて販売するには一体いくら?そして、その価格で売れるのか?と、いう想いが離れませんでしたが結果、運賃や部品在庫のリスクを考えると日本では難しいとの判断に至った。


余談
今現在も日本での発売が無いのはやはり価格の問題でしょうね。
それと現地と同様のアフターサービスがあって初めて正規輸入ですからテスト車両+部品在庫は必須になりそのコストも考えなければなりません。

それとやはり実際に山で愉しめるか?
と、言う部分。


価格に加えて車体クオリティー、ハンドリング、スタビリティーと言った部分などとりあえず別にしても、やはり山では一体どれだけの時間、もしくは距離を走れるか?愉しめるか?つまり、帰ってくる?が最大の問題。
実際に輸入して試すしかないが、その試乗車購入にも運賃+多少の補修部品で150万を超える。

価格が解決したら?
例えそうだとしても難しかったでしょうし、仮にやっていたとしても継続していたかは不明。

 

それは。
内燃機関なら燃料持参も可能だし、他から分けても頂けるが、バッテリー交換は物理的にも運べない。

また、車体価格の大きな部分を占めるバッテリー価格を考えるとコスト的にも難しいので現実的にも不可能。
勿論、内燃機関も同じだが、ガス欠まで同じパフォーマンスの内燃機関に比較して徐々にパフォーマンスが落ちていくであろう“電池”ならではの“さみしさ”を思うと愉しい山遊びも愉しく無くなる。

 

別に電気、電池自動車やバイクを否定するわけでもなく、また電池の性能、パフォーマンスも数年の内には相当改善されるでしょうが、でも電動が内燃機関ほどの官能、快感性能を持つ事はあるのか?

 

ま、先はどうあれ、今はまだ内燃機関を愉しみ味わいたいと思う。

今はまだtmという最高峰が幸いにも入手できるのだから。しかも18tm2Tの進化は驚嘆するしかない程に高度になっています。