仕 様

先週、モタードSMMをご予約いただいた方より質問を頂いた。
他国tm輸入元のweb内容にて弊社に予約いただけたご自身のマシンの仕様、パワーが予想と違うので不安を覚えられたようです。

その質問にお答えするには正直言って文章にて説明するには膨大な時間がかかります。が、与太話ネタとしても有効かな?と、思いますのでここでも述べる事にします。

 

で、その仕様の違いですが各国の法律に合わせた、もしくは希望する仕様を本社にそれぞれのインポーターが注文します。

ですから、それぞれの国にて結構仕様などは異なります。


と、言いますか、様々な仕様にて注文可能という事になります。

 

例えば。
サスを変えて!
ミッションをクロスにして!
エキゾーストパイプをメッキにして!また、非メッキにして!
サイレンサーをショートに!
リムを変えて!
触媒を装着して!
ファイナルを、チェーンを変えて。
100%フルパワーで!
サスをより固く、ソフトにして(注)etc

 

以上簡単な物もあれば大変な事まで様々ですが、基本、フレーム以外は変更可能です。

ただ、現在のインジェクションモデルではエキゾーストパイプどころかサイレンサーを変更しただけでもCDIマッピング、ECUセッテングが異なりますので、簡単そうでも実はそうでもないなどメーカーでなければ対応できない場合も多くありますが。


とにかく、基本的にはユーザーの好みというか国別の仕様に変更する事は可能です。


これは大量生産のメーカーではできない部分であり、tmのメリットでもある。

例えばカタログの2Tエンデユーロ等は非メッキチャンバーが装備されています。


基本的に非メッキチャンバーが装着されている公道モデルはヨーロッパの排気ガス規制であるユーロ規制が施されておりチャンバーには触媒、EGRが装備されております。

それに伴い、キャブレターのセッテングから、スロットル開度まで制御されたモデル。


また、同じユーロの中でも先の装備に加えてエアーポンプやCDIまで装備、変更されたモデルもあります。


但し、補器類は変更されますがエンジン本体の変更は確認しておりません。

圧縮、スキッシュ、クリアランスは勿論、ピストン等変更されているかもしれません。


また、4Tは大きくは触媒装備、EGR、エアーポンプ装備、CDI、ECU変更にて各国の、また希望によって制作しています。

国や輸入元の要求によって装備、仕様が変わるのです。


つまり、価格も違う。
例えば“ある国”など雑誌テストなどは“フルパワー”で対応しておりますが、実際販売車両はスパークアレスター装備。

また、一年前のモデルに最新デカールを装着したコストダウンモデルを販売している国もあります。

 ま、ある意味、輸入元の自由意志です。例え年式が他と違おうとその国の仕様ですのでウソをついている訳でもありません。

 

先のSMMを購入された方が言われるにはその国のSMMはパワーも少なく、ソフトなサスを装備していてトレールの様な公道仕様となっています。と、言う物。


ただ、その国の仕様が自国のマーケット、法規制、常識にあわせた仕様のSMMをtm社に依頼したのでしょう。

そう、別に偽物でもなければ間違ってもおりません。

 

尚、法規制もそうですが常識違いって、法規制の違いより厄介な場合があります。
例えば、レーシングエンジンをそのまま公道仕様で販売するとユーザーの知識、常識違いからエンジン損傷が増えてクレーム等になる場合等です。

ですから、意識してパワーを落として対応するのです。

 

でもパーツリストにはそんなに種類はない。
確かに。でもそのそれぞれに違いもそうですが、公開発表されているパーツリストには記載されていない部品は山ほどあります。

例えば125のピストンリングでも数種類存在します。当然、弊社で輸入した物は弊社で把握しております。

また、それに合わせて部品を在庫しております。


 これは他国から入ったいわゆる並行品には対応できない。
ですから、ご注文時には必ず車体番号をください。と、お願いしているのです。これはハンドメイド故の不便さかもしれませんが。

 

じゃ日本仕様って?
それはtm社の生産する仕様の中で“最も高価でtmらしい仕様”という事だけは申し上げましょう。

以上のように今のネット社会では情報は簡単に入手できますが、それが自分の使用状況にマッチするのか?自分にとって正しい情報か?

そうです国によって仕様も違うのに価格ちがい等を指摘するのはナンセンス。

 

大体、収入も違えば、販売台数、文化も違う。
なにより為替でも左右されます。

日本は世界の4メーカーが存在する国です。また、輸入車の種類も多い。

その中で、最も小さな弊社とtmが20年以上存続してこれたのです。ウソや偽物じゃ続きませんよ。

 

注:tm社に用意のあるサスペンション、スプリングの中から選ぶことが可能という意味。

また、tm社自身でチューン等はいたしませんが、TTXはアンドレアーニ社がtmそれぞれの機種に合わせてチューニングされた物になります。


  tmショックはtm社自身のオリジナルブランドで自社生産しております。