残念ながら画像は多くはありません。
しかし、16EICMAでは久し振りにとても有意義な時間を過ごせました。

新たな出会いが有った。
新たな進展と呼べる話し合いも出来た。
また、自分のビジネスに久し振りに新風というか、希望というか、未来を見いだせる“something else”も見つかったようです。
勿論、ここからは自分自身の努力、成功への思いがすべてとなるでしょう。
一つは勿論tmです。
彼らに会うのは2年ぶりです。しかし、ごく当たり前のように再会を歓迎してくれるマネージャーそしてCEOとハグの中に信頼され大事にされているのをとても強く感じました。
ショーミーテングの会話、ハジメが続けてくれなけちゃ困る。と、いうそんな言葉を素直に受け入られる暖かさに包まれた対応に改めて感謝しています。
画像はロードGP3のエンジンとNew 4T300


正直、そろそろ現役引退かな~。
なんて思いから、それをさりげなく伝えるつもりでしたが、それはうれししくもかなわずもうしばらく“tmの日本の顔”でいます。
また、デリタイヤです。
タイヤビジネスはもう終了のつもりでした。
だからといっても出品しているのを知っていながら知らん顔をする訳にもいきません。
どこで、誰に会うか判りませんから。
そんな思いからデリタイヤのブースに“挨拶だけでも”と出向くとなんとマネージャーが僅かとは言え他のミーティングを切ってまで時間をつくり私に時間くれた。
勿論、こちらはすでに実績あるお客さんですから、ある意味当たり前と言えば当たり前ですが、通常は何時に“また来てくれ”と言われるのがアポのない訪問に常識的な対応です。
流石は百戦錬磨のマネージャーです。
その僅かな時間から私から現在日本のマーケットの情報を聞き出し、なんと新しいコンパウンドのFIMタイヤ(サンプル)を造り、送ってくれると言うではありませんか!!
勿論、エキストリーム系です。
正直、困った部分もありますが、期待されているのもまたうれしい物です。
が、tmとの気持ちの良いミーティングが有ったのもあってまた夢を見たくなったのでしょうね私自身。
余談
このヨーロッパ伝統のショーでのマネージャーというのは傍からでも判るほどとても多忙であり、限られた時間の中、次から次に入るアポをこなすだけでも食事は勿論、トイレすら我慢を強いられるほどの激務。
ですから、“元気?”と、顔を見せるだけで済まそうとしたのですが、中々思うようにはいきません。
他にも今までもあり、もの珍しい商品ではありませんが、中々良い商品にも出会いました。
とても興味を引かれ思わずショーの展示品を売ってくれと言ったほどです。
これはかなり高い確率で日本に紹介します。
勿論、早くとも来春になりますが・・。
そして時代は動きます。
日本にいると日本の業界特有の閉塞感しか感じませんが世界は広く、そして躍動しており、発展しようとしているのが良く見えました。
それだけでも16EICMAを訪問してとてもよかったと感じます。
しかし、一昨年のEICMAには何も感じなかったのは何故だったのか?
と、ホテルに戻り、時差ぼけから朝4時に目覚めてこの原稿を打ちながら思う事、感じる事しきり。
多分、自分のマインドというか、心の持ち方が原因。
日本のエンデューロの開始から今に至る時代、バブル時代のバイクブームの良い時を知っている我々の年代から見るとライダーというか、乗り手も含め日本人の素晴らしさを随分失ったように感じます。勿論、バイクに携わる人だけはない。
その原因というなら例えば「待つ時間」。
手紙というか、ラブレターの返事が来るまでの時間ですとか、好きな彼女の自宅に電話したいが誰が出るか判らない?にドキドキしながらダイヤル。
この待つ時間のドキドキ、それは相手をより思う事、時間にもつながる。
今、日本ではスマホが当たり前。
イタリアまで来てスマホを見ながら歩くって!?
自分もそうだが、FBに上げるために写真をとる?
LINEのやり取りにもう情緒とか人を思う気持ちなど全くない。
だから告白や別れ話もLINEって!完全にいかれている人間関係にしか見えない。
確かに便利なのは認めるが面倒な部分も多く良く判らない我々には機械に使われている。と、感じる。
今回のEICMAもそうです。
中国企業ブースの中国スタッフは何故か例外なくスマホとにらめっこしています。
他のブースではそんな姿は見ないが中国人だけがスマホしている。しかもスタッフ全員がテーブルを囲んでスマホ。
日本ではカップルでさえレストランでテーブルを挟んで会話もなしに互いにスマホいじりと同じ。
だからでしょう!当然、中国の企業ブースは暇にみえます。
って、いいますか、誰もスマホに夢中な連中とビジネスする気にならない。声すらかけにくい。
マナーというかしつけというかマインドでしょうね。
だから暇になる。なんて気が付かない。
早い話、仕事に責任感が無い。
それは夢が無いのにもつながる。
大袈裟に言うなら人生に目標も見出していない。
ただ、その時間を消化するだけと欲望、気持ちよさだけで生きている。
今回のEICMAには自分もそろそろ引退という言葉がちらつく中で訪問しましたがどうやら自分の中に“まだまだできる”何より“面白そう”と、思う気持ちが大きくなってきた自分を再発見できた旅になった様です。
まだ、人生を語るには早い?かもしれませんが、何もしなくとも時はすぎます。
何か夢と希望を見つける旅をしましょう。