試乗会にて

今月に入って道内にて二週続けて試乗会を開催できました。
いずれもレース併催というか、レース終了後にtmに興味のある方を対象でした。

試乗会のチャンスを作ってくれた高見道さん、プラッツの米田さんそして騎馬民族の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

さて、その試乗会の中でありがたいことに二回共に与太話ファンという方よりお声を掛けていただいた。
いや、何でも反応があるのはうれしい物です。

最近は与太話のご意見というか、感想といったメールもご無沙汰状態でしたからなんとなく寂しさを感じておりましたのでうれしかった。

 

その中で“挙動が鈍感”って意味が良く判らない。と、言う話を頂いたので改めて説明します。

 

鈍感!
って、言いますとダメみたいなニュアンスだからでしょうね。自分の販売しているマシンを鈍感というとまるでけなしているみたいですから判らなくもありません。

 

さて反対の敏感というとなんにでも感じる、反応する。かすかな部分も感じる、反応する。


と、言う解釈ですが、例えば“草むらに隠れていた小さな石ころにフロントが弾かれる”なんてことは良くありますが、それによってハンドルが振られたり、フロントが逃げたりするマシンがあります。


そういうマシンは“挙動が敏感なマシン”と言います。
つまり、わずかな、また小さな外乱に反応する訳ですから、言い方を変えると不安定なマシンです。

 

今年、tmに乗られたいと言われる方のマシンと乗り換えて全く同じルートの林道を走りました。


その中にウッズがあり一本トレールでした。
そのコースに直径なら5~6㎝でしょうか?木の根がその轍の中に斜めに横たわっていました。


その場所を“やばいな~滑るか?”なんて意識しましたがtmはいつもの様に何事もなく通過。それどころかそんな木の根すらあったのかすら感じさせません。しかし、他のマシンでtmと同じ様に入ると滑って危なく転倒という場面に出くわしました。


決して大げさではなく事実です。
とてもエンデューロマシンとは言えない不安定な動きでした。つまり、挙動の敏感なマシンと言います。


何故ならそのマシンは日本でも歴史のある高名なヨーロピアンエンデューロマシン、またサスの評価も雑誌ではとても高い。


しかし、事実は全く違う。
どうしてあのようなでたらめなインプレがまかり通る?
提灯記事と言われても仕方ありません。

 

私はtmの輸入元ですからtmを悪く言う事は基本ありません。それは自分が扱っているから。と、いう安易な理由ではなくtmが素晴らしく自分が思う、理想とするエンデューロレーサーのお手本のようなマシンだからです。


もし、tmが自分の思うエンデューロマシンとは違うなら。また、そう感じないならばはるか昔に取り扱いをやめております。
それは弊社と長くお付き合いいただいているユーザーさん、販売店さんなら良くお分かりかと思います。

 

ちょっと話が脱線しましたが、挙動な敏感なマシンというのは乗り手が常に緊張状態になりますからとても長距離を戦うマシンには向きません。


ですから特にラリーマシン、エンデューロマシンというのは“挙動が鈍感”と、言うのが求められるのです。
また、言い方を変えるなら操縦性能より直進安定性を重要視。ともいえますがtmに代表される高度なエンデューロマシンはその相反すると言われる操縦性、安定性共にとても高い次元でバランスが取れており少なくとも我々一般人が操縦して破綻する物ではありません。


そういえばtmに乗られて“安定性がすごい、ステダンなんていらない”って言われた方がおいでになりました。

 

その試乗会で久し振りに国産も含めて他のマシンにも乗ってみる事が出来た。
して、他の進化?と、いうか良さも確認できましたが我がtmの先進性を更に確認できたのは何よりもうれしいというかtmの凄さを改めて感じました。

車体、エンジン、サスのどれをとっても最新鋭として開発されており、何も足さない、何も引かずに世界の最高峰のマシンなのがtmです。


例えば。
サスである。

エッカヤバ!と、乗ってもいないのに半分馬鹿にしたようなニュアンスでいわれる事もある。
そして良く言われるのが“tmは固い”ですが、全く標準状態でも初期はスムースに、中間はダンピングを感じ、そして最後は粘るサスにそれ以上一体何を求めるのか?

勿論、乗り手の技量、体重ではセットアップは必要になるがブレーキを掛けて不安になるほど入るサスがどうして良いのか?
正直、私には判らない。


ましてtmのピシッとした剛性感というか、安定感と安心感あふれるブレーキングフィールを知ってしまうと他には乗れません。


ブレーキング一つでも全く違う世界を見せてくれるtmの価値を是非、機会があればご確認ください。