2017 tm250EN インプレッション

今日(21日)は日本晴れというか、とっても気持ちの良いさわやかな秋晴れの中、待望の2T250に乗ってみた。

マシンの状態は全くのストック状態
つまり、サスからエンジンまでtmの考える2T250エンデューロレーシングマシンそのもの。
従来は慣らしという意味もあって“ダンピング”を弱めて試乗しましたが、今回からはセッテングも標準状態のままとすることにした。正直、面倒というのもあるし、万人に受けようとする感覚も嫌なので“This is the tm” を、感じてほしいから。

 

久し振りの2T250にワクワク状態の中、チョークを引いてキック。
一発で簡単に始動する。心なしか?キックそのものが軽くなったような気がします。


2T250シングルらしい心地よい振動とサウンドに迫力を感じますが回転上昇の軽さ、速さというかピックアップ、反応がとても小気味よくて250とは思えない程軽快。

 

気温は22度、カラッ全く湿気のない絶好の試乗日和の中、いつもの林道に向かう。

ゆっくり走る林道のギャップ程度では流石に新車のサス故にソリッドと言える固さというか?渋さを感じますがこの固さ別に嫌ではない。と、いうか新車だから当たり前。

 

各部の動き、ブレーキの反応を確認しながら徐々にスロットルを開けていきます。

しかし、軽い。
 何とも軽いというか軽快です。して、パワーというか思うだけエンジンが反応してくれますから“意のまま”感をとても感じます。


と、言いますかライダーに自信を与えてくれます。それは後で述べるが安定感が半端ないからです。

 

いや~やっぱり2T250だよ!
と、断言したくなるほど“面白い”
この面白さ筆舌に尽くしがたい!


そしてあえて嫌われるのを覚悟でいうが、tmに乗らずしてエンデューロマシンを語るな!また、十人十色、人それぞれなのも判っているがtmの良さ、素晴らしさが判らない人がいるとは何て不幸。是非乗って確認してほしいと願います。


本当にすごいマシンです。

数ヶ月前、他車2T250エンデューロに乗ったが今同じ250のtmに乗ってみて全く同じエンデューロマシン、レーサーとは信じられない思いを再確認した。


メーカーのポリシーは当然違う。だから否定はしないが、マシンとしての価値の違い。クオリティーの違いは歴然である。


一年たったら買い替える。また、サスやエンジンをチューンする。なら、どんなマシンでもOKでしょう。
でも、違いはあっても高価なマシンなのは事実です。最初からチューニングありきのマシンとtmの様に最初からレーンングマシンと比較するのは愚行以外何物でもない。

 

如何にtmがリーズナブルなマシンなのかを再確認。
まして戦闘力は最新鋭に劣ったとしてもマシンとしても魅力が長い間色あせないのは?

試乗中、そんな想いが沸々と湧き上がってきました。

 

さて、慣らしと言っても2T250の速さに不足はない。
また、このエンジン特性に不満、不足などの死角など見出すことはできない。
して、安定感である。


確かにサスは固い。動きもまだ渋いから“跳ねる”感覚は当初あったが距離が進むにつれて徐々にしなやかな動きを見せてきます。

 

何より圧倒的な“スタビリティー”の高さに驚いてください。
“振られる”なんて言葉はtmの中には見出すことはできない。
大袈裟かもしれないが実際草に隠れた石にフロントが弾かれても、倒木があってもマシンは破たんしない。この安心感はtm以外には多分ない。

 

その反面、自在なライン取りにも衝撃を受けるでしょう。
そう、安定感あふれた挙動はコーナリング中のラインすら簡単に変更できる。操縦性と安定性能というのは互いに相反すると言われるがtmに乗るがいい。


とても高い次元で調和している!と、いうか本当に相反するの?と感じると思う。
高い安定感に支えられた“意のまま感”の面白さに酔いしれてください。

この安定感の高さは“シフトポジションセンサー”によるトラクションコントロールも効いている。


正直、トラクションコントロール効いている感は“全くない”。
すべてが自然でライダーの意思に寸部の違いなく反応して、欲しいだけのパワーをコントロール可能。そんな感じですが、正直、気が付かないが実際は絶妙にマシンがパワーをコントロールしているから。


そう、ラフなスロットルワークでも挙動の乱れが少ない。マシンが横を向かない。テールが流れすぎない。
もし、なにも知らないで乗ると“俺、上手くなった”と、感じるだけかも。

 

フレームの軽量化は正直、直接乗り比べないと判らない。が、tmショックのグレードが上がったのは新車からでも判ります。


実にしなやか。と、いうかショックの存在を感じない程自然でスムース。
つまり、オーリンスチックになった?と、言えるでしょう。昨年モデルまではショックの存在感は意識にありましたから。と、いうかもうちょっと当たりがソフトだったら?という場面もありました。

その為か?


通常、試運転レベルではダンピングに不足を感じても山の中では調整まではあまりしませんが、今回途中リヤの伸びダンパーに不足を感じて2クリック程強めた。
するとよりピシッと、姿勢制御が効いて私好み。と、言いますかいつものコース、私の乗り方によりマッチしてきました。


フロントのKYBのダンパーも標準のままです。ですから、新しい為もあって渋さを感じますが動きそのものに不足はない。後200kmも走ればOKでしょう。

総括すると。
 全体の進化は確実に感じます。
エンジンはスロットルワークにてマイルドにもハードにも自在に反応します。指摘する部分は見当たらない。


とても軽快ですが機関安定感も高く、低速から中速そして高速まであなたの意のままにパワーを発揮します。“カブル”感覚など皆無です。


つまり、低速だの、パワーだの昔の話。貴方の望むパワーを与えてくれるのがtm250ユニットです。

クラッチも自然です。良くtmのクラッチは重いと言われますが、パワーがありますから当然です。
パワーが無ければクラッチの容量も少なくて済みます。また、オイルのミキシング混合比も薄くできます。


何か、勘違いされているようです。
パワーのないトレールエンジンと一緒にしないでください。tmのエンジンは競技用のパワーユニットです。

 

ただ、ファイナルは世界選手権も戦える状態ですから標準では低すぎます。Rで3Tくらいロングにされたほうが国内レースでもOKでしょう。

 

また、tmのエンジンは50㎞程走ると急速にトルク感が増します。また、更に軽く回ります。
ですからこれからが本領発揮と言えます。

 

今、17tm250に乗って自分にとって最高のプレイバイクだという結論が出ました。


確かに125も144もそして250FIもそれぞれ魅力的です。してそれぞれの価値、存在理由を見出すことが出来ますが、私に様な元来2Tが好きな人間にとって山遊びの最良のパートナーであるのは間違いない。

 

そう、昔はオフロードバイクというなら猫も杓子も250が主流でした。確かに出来の良い125が無かったというのも事実ですが。
でも、250でなければならない理由。と、いうか250の存在の大きさも今回感じました。

250面白すぎ。そして凄すぎます。