tmモーターサイクル推奨油脂について

tmが日本に上陸しておかげさまで20年経過いたしました。

それに伴い中古車の流通も増え00モデルを入手したがオイルは何を使用でしょう?と、言った“お問い合わせ”を良くいただく様になりました。10年以上経過したマシンに対してですから改めてtmの耐久性に驚くばかりです。

しかし、マシンもですがオイルも時代と共に変化しており、すでに廃止、変更になった物もありtmと言うマシンを安心してご使用いただくためにも下記をご参考にされてください。(2015年7月現在)

 

2ストローク  (すべての排気量)
96~07年   

混合用 ベルレイH1R  混合比 40:1(2.5%)
もしくは100%化学合成オイル。

尚、オイル自体の許容混合比50:1(2%)を超えない物。


08~15(現行)

混合用 ベルレイH1R  混合比 32:1(3%)
もしくは100%化学合成オイル。

尚、オイル自体の許容混合比50:1(2%)を超えない物。


いかなる混合用オイルを使用したとしても混合比は上記をお守りください。

 

但し、一部植物油ベース化学合成オイルの様に混合比30:1以内と言ったオイルメーカーの指定がある場合はメーカー指定混合比内でのご使用になります。

メーカーが50:1まで等の場合は上記でお願いします。


* 他の車両メーカーはもっと薄いとか、オイルによって60:1で大丈夫等の話があるようですがtmはtmです。

いたずらに混合比を変えないでください。

 

2ストロークギャーオイル
96~07    ATF デキシロン2以上


08~15(現行)80W ベルレイギャーセイバー

 

4ストローク
01~10キャブレター仕様 

10w-50(100%化学合成オイル)ベルレイワークスサンパー


10~14 インジェクション

15w-50(100%化学合成オイル)ベルレイワークスサンパー


15~ インジェクション

10(15)w-50(100%化学合成オイル)ベルレイワークスサンパー

 

* 4ストロークオイルは必ず2輪用をご使用ください。

4輪用は使用できません。また、0w-30と言ったオイルをご使用されますとシフトが“固い”等の不都合が発生する場合があります。

 

尚、現在tm社ではVROOMオイルを推奨、指定しておりますが、現在日本において入手でき無い為に弊社ではベルレイ(13までtm推奨)を推奨しております。


また、他のオイルにつきましては弊社ではすべてを試すことは不可能ですのでお答えできません。自己責任にてご使用ください。

 

オイル交換のサイクルについて。
基本的に一般公道用、ツーリング用のマシンの様に“数千キロ毎交換”ではありません。
あくまで競技用マシンですので競技毎の交換を推奨します。

もしくはそれに準じての交換となります。


また、砂漠、泥の中のスタック等、もしくはオーバーヒート等の油温が高い状態の使用後は例え数時間の使用であっても交換を推奨します。

 

混合比率について
実例ですが以前250の2気筒ロードマシンにてサーキットを走行した際にメカニックの勘違いによって30:1を300:1のガスで走行。

 

結果は濃い目のセッテングとシェイクダウン&数週と言う部分から何事も起こりませんでした。ただ走行中濃いにも拘らずピックアップが異常に良く、ガサツな回転フィール等心もとない違和感から走行中止。

 

その後、点検すると残っているオイルの量で混合比率の間違いに気がつきガスを入れ替え走行すると徐々に音の変化、回転フィールの劣化を感じます。

高速域でのパワーダウンは感じ取れませんでしたが立ち上がり加速は明確に低下しました。

また、この時点でエンジン自体ストップはしませんでしたが分解するとピストン摩耗を確認。

また、目視では判りませんでしたが回転部分もすべて交換。


つまり、多少混合を薄くしたとしてもすぐに問題は出ませんが、後々のエンジン性能&寿命に大きな影響が出ます。


メーカーの推奨する混合比は全開、全負荷の状態を想定しております。

つまり、一般的には余裕はありますが、指定混合比をお守りください。

 

また、今から20数年前にあるオイル(2T混合用)のテスト依頼を受けてテストした所、走行からわずか3kmで焼き付きに至った。


勿論、タンクを清掃、キャブの内部のガソリンも無くし、混合比率も指定混合比。更にクランクケース内の古いオイル分もななるように15分程度の暖気後、走行開始わずか3km走行後に発生。
そのオイルの指定混合以内なのも言うまでもありません。


通常はこの様にオイル変更からわずかな時間でトラブルに至る事は稀だと思いますが、現実に実体験した事実です。

 

加えて4ストロークオイル等もグレードが低い。

劣化したままのオイルを継続使用等あまりオイル交換しない。

また、社外オイルフィルター等を使用だとしても即日トラブル、損傷に至る事も少ないとは思います。

 

しかし、過去、重大なトラブル損傷に至ったマシンの多くは社外オイルフィルター使用、オイル交換をしていない為かオイルポンプ摩耗が激しいマシンばかりです。

また、其の発生は100%の確率で早い段階にて発生しています。


オイルをお選びになるのは実績ある物、エンジン部品は純正を推奨いたします。