Map2の罪

先日のトレールツーリングは前日の夜中から当日の朝まで土砂降りの雨。
中止か?と、も考えたが誰からも“やめよう”なんて連絡は来ない。幸い予報は快方に向い9時には雨は上がるというから予定の様にコンビニで食料と飲み物を仕入れて山に向かう。


待ち合わせの20分近く前に現地に到着したが、まだ降りしきる雨の中そこにはすでに我々を待っている方もいた。
いやはや、皆さんお好きで“いざ、走る“と、なるとやはり年齢は関係ないのでしょう。

さて、今回向かったのはこの30年以上走り続けてきた何時もの山ですが、昨年林道入口に監視カメラが付いて以来、どうも足が向かずにいたがやはり面白さは格別なので今年初めて走りに出かけた。
 基本は林道で難しいところなどほとんどないツーリング向けですがやはり走って愉しい。


マシンは125。
当初250FIのKYB+tm shockのセッテングを煮詰めたく前日からトランポに積み込んでいましたが雨、しかもかなりの大雨から商談が入った250FIを雨の中ドロドロにするのも。と、考え直して積み込んでいた250FIを急きょ125に。

まだパラパラと小雨が降る中、一速に入れてスタート。
暖気の為にゆっくり走りながら、各コントロール類を確認しつつ徐々にスロットルを開けていく。
雨、晴れと言う意識もなくいつもはmap1で走行しているが、今日は特性違いをより確認するにも良い機会と意識してmap2に。

 

補足
tmモーターサイクルにはエンジン特性を“高速向けmap1”、“低速向けmap2”に変更できる切り替えスイッチが全車に装備。

15tm125は先に紹介したように元来低速トルクが大きく力感があり雨のコンデションでも125ながら一速高めのギャーにて走行可能。
でも、このコンデションだから“速く走る”より“マシンコントロール”の練習を意識しながら“絶対転倒しない”を意識して走行する。
幸いMitas tyreの性能が高いのか?空気圧は前後0.8barと、それほど低くしていないがこの路面状況でも意外と思うように“走れる”。

気を良くして少しずつスロットルを開き始めます。

また、途中map1に変更したりしてみます。
実際tmはmap1としても特に不満もないが、一旦map1で走行した後にmap2に切り替えるとその違いの大きさを感じる。


 “楽さ加減”の違いが良く判ります。と、言うよりこの条件下でも“より確実に、速く”走れるのです。トラクションはグリップにつながり、グリップは安定した走行が可能になる。

 

例えばmap1でも3速も視野に入るが気持ち的に2速を選ぶ状況。でもmap2なら3速が無理なく使える。
勿論、レースしかもテストならクラッチに指が掛かるでしょうが速い程度のトレールラン程度ならOK。
ただ本当の価値はこの様なスリピィーな路面でもまっすぐにきちんとトラクションを感じながら加速できる事であろう。
無理なく、ストレスなく加速できる。
当然、ラフなスロットルワークではテールが横をむいたり、ホィールスピンはありますが基本ライダーには余裕が生まれます。

 

反面、この日のコンデションでは“全開加速”等は不可能。でもMap2なら全開などしなくとも小気味よく速度が乗ります。

走行が進むうちにMarzzichi+Ohlinsのサスペンションがやっと“あたり”が出てきたのか走りに対して少々物足りなさを感じる。
感覚からフォークの伸びを3、圧を2クリック共にあげる。だいぶ走行しやすくなったが、まだ、煮詰めは必要。


リヤのオーリンスの動きは素晴らしくスムースで全く抵抗が無いが如くだ。やっぱ良いネ!

やがて雨が上がって1時間すると雨が降っていた時より一段と滑るようになってきた。それはきつい下りではブレーキをかけても滑り落ちるようだ。また、スロットルを戻しただけでもテールが横になる!位と、言えばその滑りやすさがお判りでしょう。

 

ここまで滑る路面だとmap2のありがたさがより鮮明になります。
低速が、トルクが強い。と、言う前にネバリと言うか、フレキシブルと言うか、およそ小排気量レーシングエンジンでは無い様な柔軟性を見せつける。


今頃?と、言われそうだが、マップ切り替えは大きな武器。愉しいtmはmap2によってより愉しめるのが良く判った。
本当にtmは罪深い。