いつもの林道で

やっと普段走る林道で15tm250Fiに乗る事が出来た。

するとそのtmの素晴らしさに“他のエンデューロマシンはどうなのか?”と、いう疑問が出てきた。

大げさではなくtmの昨年型からも大きな変貌を受けた15tmに接し、他も同様の進化しているのか?と、おもいました。もっともどうでもよいと言えばよい疑問ですが。

 

山というか林道や獣、道廃等を走る、もしくは走破するのがとても冒険チックで大好きである。

また、現役時代に参加していたレースの90%は公道走行を求められてきましたから、いくら走行場所までトランポ移動と言っても“ナンバー付き”がお約束。

それが自分の使用方法であり、大好きな遊びでしたからナンバー付きトレールから始まって、物足りなくなってトレール改造、更に改造では純レーサーにはなり得ずモトクロスバイクを経て外車エンデューロとなって30数年が経過。

           

幸いtmに乗ってから20年、20機種目になりますが自分の使い方に対してtmに不満を覚えた事など皆無。

街乗りもしないし、ツーリングもしない。使用の90%は林道走行である。残り10%がたまに走るコース走行ですから当然ですが。

しかし、30年以上に渡って走行してきて来た何時もの林道を15tmにて走って“他車は同様に進化しているのかな?”と、いう素朴な疑問が湧いた。

tmの進化方向に間違いが無いのは無論わかっていますが他も同様に進化してきているのか?その進化を見たいという気持ち。単純にtmとの違いを、もしくは進化の違いはあるのか?

 

それほど15tm4Tは素晴らしい。

実際、250Fiにて山で走行するまで今年は125/144が正解!と、感じていましたが今は4T250も正しい答えに思えます。

いくらtmは軽いと言っても2Tと比較してなら重さはどうしても気になるのが4Tですが、今回雪の中で撮影しようとスタンドを掛けたところ雪が深くてカメラを構えるうちに倒れてしまいました。雪の中という足場の悪い中で倒れたバイクを起こすのは本来結構厄介ですがtm4Tは2T250並みの感覚でラクに起こせました。起こし始めに特に軽さを覚え重心の低さを感じさせてくれます。 

余談

やっぱり2T&4Tの二台体制が理想です。

 

tmはいつの時代も最先端の進化を見せてくれた。

例えばアルミフレーム、2TのTMEES(電子制御パワーヴァルブ)に加えてシフトポジションセンサー等ですが、アルミフレームすらtm以外いまだに採用すらされていない。まして他の技術、装備などもtmだけの世界。

して、その性能、フィールは“ため息の世界”を見せてくれています。

しかし、今15tm250Fiに乗って見て、いつもの林道を走破してみて驚き、とても満足というか、満たされた気持ちになった。

 

それは以前にも増しての“意のまま感”。

あまりにも簡単に“曲がる”“止まる”そして“思うように、感じたまま走る感”というか“すべて手の内感”以外に適正な言葉がみつからない。して、ライダーを“俺って速い”と、勘違いさせてもくれますが、高い安全性がそんな調子に乗ったライダーを守ってもくれます。

 

また、このマシン250だよね?

と、確認したくなるほどフラット&自在なパワーデリバリーに排気量区分けの意味が分からない!と、言ったも言い過ぎにならないのでは?

これを“完成度が高い”と、言う言葉で良いのかは判らないがtmを形容する形容詞の一つとして間違いはない。

余談

ダカールラリーにおいて数年前バイクの排気量が450以下と規制された。して、来年以降は250cc未満と、さらに排気量規制が掛かるという話。(現在正否不明)

以前からレーシーな450のパワー、ポテンシャルは人間には、特にアジア人には使いきれない。と、は感じていました。

排気量の生み出す余裕、耐久性などは特にラリーには必然なのは判りますが現在450の速さは危ない位。と、言うか250のポテンシャルにすでに不足はない。と、15tm250Fiからも感じられます。

 

現実に15tm250Fiの豊かともいえるトルクに支えられた速さ、トラクションはいとも簡単に三桁の世界にいざなってくれる。

標準ファイナルでは通常の山遊びでは低い。と、いうか一般的には使いにくい。コース走行しかされない方以外はファイナルをロングにされた方がより“乗り易い”でしょう。

 

また、そのサウンド!

“吸気音”にワクワクするマシンは初体験。

負荷がかかり始めると“クォーン”と、いう何とも魅力的と言うか、気持ちの良いサウンドに包まれます。

だから一速高めとして負荷をかけ、スロットルを開くのが快感。

して、これがまた、とても愉しい!

正直、音に関しては2Ttmの魅力でしたが、この250Fiのサウンドは新しい“tmミュージック”と、言える。

 

いや、さすがエンデユーロマシンです。気持ちよく響き渡る澄み切ったサウンドは山に良く似合います。まるで自分がコンダクターとなってリズムを取りながら山の中で歌い、踊っているようです。

 

それと気が付いたのはマップ切り替え。

通常の走行では“マップ1”が自然です。ヌルヌルの上りでも、タイトな立ち上がりでもトルクに不満など全くない。

余談

だからいつもマップ2を試すのを忘れるのですが!

 

そこで今回はフラット林道から結構タイトな林道。また、作業道も切り換えながら走行してみましたが、確実に言えるのは“マップ2も面白い”。

特に立ち上がりの速さが痛快さ、愉快。また、先の音をより愉しむのもマップ1より2の方が一速高めをより使えて、これまた気持ちが良い。

 

それと、力感増強。

例えば4速でも使えるが3速がベスト。なんていう場面では4速が主体になります。

また、水分たっぷりの深い残雪の中を走破するに3速ホールドで歩く速度から雪を蹴散らせながらでも自在にコントロールできる様も250のトルクとは思えません。その中でも一切クラッチなど使う必要が無い。

 

確かに125もそうである。

これ125?と、思わせるフラットで厚いトルク故に単純なクラス分けの為。と、言うのが最も“正しい”のでないか?と、感じさせてくれます。

クラス、エンジンの構造違いを超えてそれぞれの完成度がすごく高い。と、いうか高度。

 

自分のライダーとしてのポテンシャルからマシンを語るレベルではない。のは、重々承知していますが経験からマシンの違い。良い、悪いは判る。まして自分の好き嫌い、合う、合わないも。

無論、tmの輸入元という立場から主観も大きくなるのもあるでしょう。

それを加味しても15tmはすざましい。また、素晴らしい。

と、心底思います。

 

おまけ

今回、初めて見つけた作業道に中に大山神社と表記された“鳥居”がありました。

勿論、15tmの素晴らしさを、愉しいトレールライディングを山の神様に感謝してきました。