

来年からオプションとなる“tmショック”の話をしましょう。
“見るからに軽そうで、いい感じですね”というご意見をいただいた。その方は関西では高名なサスペンションチューナーである。
つまり、多くのサスペンションを触り、ご存知の方ならでは、さすがに“目が肥えて”おられます。
そう、例えばtmショックに採用されているスプリング線径の細さに気がつきましたか?
それが意味するのは軽さと作動性。そこから想像できるのは?
このような話も大事ですが、今回本社にて2T技術者と共に4Tの開発者とも当然ショックについて話をしました。
その中、“本当にtmが作ったの?” と“どうしてまたショックなど開発したの?”という2つの質問をした。
最初の答えには、だまってショックボディー部分をアルミの塊から削りだしで作った物を手渡された。
つまり、紛れもなくmade by Pesaro and tmと言う事である。
もう、ひとつの答えには、“それは冗談からさ”という答えであった。
それは。
たまたま、技術者同士の会話の中でオーリンスのココは良いが、アソコがね・・。ショーワもすごく良いけれど、パイオリ、ザックスもそれぞれ良い所、物足りないところがあるね。WPだって駄目なところだけじゃないよ。Etc.etc。
そうだね。中々想う様なショックってないね。
じゃ、それぞれ良いところを研究して作ってみようか?
で、その会話が終わったのですが、その中の一人は真面目に開発を始めてしまった。
始まった以上は“じゃやろう”と言う事で始まったのが”tm shock project”の始まりだった。
実際はそれぞれのショックの良い部分のコピーから始まって組み合わせたら偶然なのか最初のショックは意外にも“良い物”ができたという。
それは良い物を作りたいというこだわりはあっても、当社は?と言ったこだわりはなく“素直”な気持ちと何より現場直結の経験からですからある意味当然なのかもしれません。
また、こだわりもあって単純な“良い物”ではなく、実際に新しく自社製機能部品として製造するのですから性能的には勿論、信頼性&コスト的にも相当“良品”であることが判ります。

そこから専門にパトリックが開発責任者となって以来、何度もの試作品実装テストを繰り返して“2012に製品化”となります。
tm125のコーナーで述べたtm125のテストマシンには当然”tm shock”が組み合わされていた。正直マシンを押してみてその動きにサスの良さウンヌンより、そのストロングなダンパーセッテングに驚いた!

とても東洋人ならトップライダーレベルであっても“無理”なセッテングでしょう。ちょっと衝撃?
でも勉強になった!
そんな”tm
shock”始まりはジョークから。というのもうなずけます。
そのパトリックに今後のために現時点のtmショックの使用油脂、番手、セットアップを確認してきた。
すると意外な油脂を知らせてくれたので、今度はリプレイスに他のオーリンスといったショックにも使ってみようと思います。